<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/10分1R>
青木真也(日本)
時間切れドロー
世羅智茂(日本)
自ら座って引き込む世羅。青木もそれに付き合い、半身になる世羅の腰を抑える。世羅は青木の手を両手で持ち、青木は上体を固めてトップポジションをキープする。インサイドガードの青木は世羅の頭を金網側に移動させ、上体を起こして攻めの一手をうかがう。世羅は金網側から脱出しようとするが、青木はそれをさせない。青木は上体を密着させ、腰をコントロールして展開を変えようとするが、世羅のガードは固い。
世羅は肘を使って青木の顔を突き放し、腰を切って半身になる。距離を取る青木は世羅の腰を抑えてパスガードを狙う。世羅は青木の左足に両足で絡みつき、身体を回転させて上のポジションをうかがう。さらに世羅はガードポジションから腕十字を狙うと、青木もトップポジションは許さず、再びインサイドガードで上になる。ここで試合終了となり、両者の一戦は時間切れドローとなった。
試合後、マイクを持った青木は「俺はいつ死んだっていいんだよ!いつ格闘技を辞めたっていいんだよ!負けたくねえ?死にたくねえ?だったらずっと家にいろよ!生きるってことはそういうことじゃねえんだよ。日々嫌なことと戦うんだよ!このイベントをやってくれた●●●●なやつらに一言だけ言っておく、ありがとう!」と思いのたけを語った。