UFC on ESPN+52:オッズ/予想と展望

マッケンジー・ダーン 1.57
マリーナ・ホドリゲス 2.55
ランディ・ブラウン 1.44
ジャレッド・グッデン 2.85
ティム・エリオット 2.70
マテウス・ニコラウ 1.50
サビーナ・マゾ 1.56
マリヤ・アガポワ 2.58
フィル・ホーズ 1.31
デロン・ウィン 3.65
クリス・グティエレス 1.42
フェリペ・コラレス 3.00
アレクサンドル・ロマノフ 1.14
ジャレッド・バンデラ 6.00
チャールズ・ロサ 2.65
デイモン・ジャクソン 1.53
ルピータ・ゴディネス 1.32
シルバーナ・ゴメス・フアレス 3.45
ティーブ・ガルシア 1.30
チャーリー・オンティベロス 3.75

メインは女子ストロー級ランカー対決。柔術世界王者のダーンは初メイン。MMAデビュー当時はまだMMAに適応できておらず、鳴り物入りUFCデビューするも最初の3戦は微妙なスプリット判定勝ち、体重オーバーでの一本勝ち、MMA初黒星と期待に答えられない戦績だったが、そこから4連勝(うち3つの一本勝ち)。まだUFC女子ストロー級で6勝しかしていないが、すでに最多一本勝ち記録を持っている。前回はニーナ・ヌネス相手にテイクダウン→マウント→腕十字で完勝し、ようやくタイトル挑戦が見えてくる位置に。

相手のマリーナ・ホドリゲスはUFC戦績4勝1敗2分け。ムエタイバックボーンのストライカーだが、テイクダウンされるとずっと下の展開を続けてしまうという欠点がある。唯一の敗戦は初代女子ストロー級王者のカーラ・エスパルザ戦で、やはり下の展開が長く続いての判定負け。前回は5月に急遽メインが消滅した大会の代替カードとして初めてのメインに登場し、ミッシェレ・ウォーターソン相手にスタンドで打ち勝ち(一方で下の展開でラウンドを落としもしたが)判定勝ち。なお、弟はパラリンピック水泳のブラジル代表として東京パラリンピックに出場している。

柔術 vs. 打撃の構図。ホドリゲスも下から攻めるタイプではあるが、さすがにダーンとは実力差がありすぎる。スタンドで向かい合った時にどちらがプレッシャーを掛けられるか。打撃も向上しているダーンだけに、スタンドでホドリゲスのプレッシャーを受けても下がることはなさそう。ホドリゲスがケージまで圧されて下がるとタックルからのテイクダウンの餌食になり、すぐに極められてしまうか。

ダーン一本勝ち。

セミ前にはTUFで扇久保と対戦したティム・エリオット vs. 前戦でマネル・ケイプに勝ったマテウス・ニコラウが対戦。ニコラウはUFC復帰戦だった前回の勝利のみでランキング11位(ケイプは前戦で体重オーバーの末KO勝ちしたがまだランク外)。ただ、ケイプ戦は1Rテイクダウンで攻め、2Rは打撃の手数でケイプが取って迎えた3Rを、僅差ながらケイプが優勢の内容だったため、メディアのジャッジはすべてケイプ勝利を支持している。

コロナで延期になった試合もあり、全10試合とコンパクトなイベント。今週はBellatorとも日本のMMAイベントともバッティングがない静かな週末となっている。

第1試合開始は10日午前2時半から。速報します。

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