女子ストロー級5分5R。ダーン4位、ホドリゲス6位。
柔術世界王者のダーン。MMAデビューから体重オーバーを繰り返し、柔術の実力は確かだがMMAには適応しきれない部分があった。UFCでは初戦スプリット判定、2戦目は一本勝ちしたが体重オーバー、3戦目でMMA初黒星。しかし昨年のコロナ後からは4連勝。柔術家のヴィルナ・ジャンジローバ戦では終始打撃で勝負を挑み判定勝ち、それ以外はすべて1R一本勝ち。
ホドリゲスはムエタイがバックボーンのストライカー。しかしテイクダウンされるとガードをキープし上を取られる展開でラウンドを落としがち。前戦は初のメインでミッシェレ・ウォーターソンと対戦し、3Rまでは打撃で優勢だったが、後半失速。前半のリードで逃げ切ったが、不安要素が残る内容。
両者蹴りで牽制。ダーン間合いを詰めて組もうとするが、ホドリゲスは距離を取り組ませない。ホドリゲスのパンチがヒット。前蹴り。ラウンド前半で一発の打撃もヒットしていないダーン。またパンチで飛び込むとケージに詰めて組もうとする。シングルレッグを狙うが右腕をホドリゲスに抱えられている。押し込むダーンだがホドリゲス組ませない。引き剥がした。前蹴り。パンチから左ミドル。ボディブロー。バックブローを放ったダーン。腕を掴むが、ホドリゲスはボディに膝を打ち込む。ホーン。
1Rホドリゲス。ダーンに組ませなるすきを与えない。
2R。すぐにパンチで出てケージに押し込んだダーン。しかし引き剥がしたロドリゲス。またパンチで突進したダーン。今度は脇を差した。投げを狙うが潰される。しかし足関に切り替えると足関狙いからスイープして上に。サイド。ホドリゲス下からダースチョーク。結構タイトに見える。外したダーン。腕を足で絡んでリバースクルスフィックス。腹固めで腕を極めに行く。仰向けに回転して逃れたホドリゲスだが今度はバックマウント。残り1分。ダーンパウンド。ハイマウントに。ケージを蹴ったホドリゲスだが返せず。残り時間がない。ホーン。
2Rダーン。最後に極めを狙いたかったが時間がなかった。やはりグラウンドに持ち込むと寝技の実力差が出る。
3R。パンチをヒットさせるホドリゲス。ワンツー。ガードするダーン。パンチの弾幕で近づかせないホドリゲス。飛び込みのフェイントを見せたダーン。バックブロー。ダーンが詰めていくが、まっすぐ下がらずサイドステップして組ませないホドリゲス。パンチをヒットさせていく。距離を取って前蹴り。ダーンの飛び込みもかわされる。下がりながら左右のフックを打ち込むホドリゲス。左ボディ。ダーンタックルで出る。四つに組んだがもう30秒しかない。首図もうでコントロールするホドリゲス。ダーンはシングルレッグ。こらえて肘を入れるホドリゲス。ホーン。
3Rホドリゲス。ダーンは一回でもテイクダウンさせればというところだが、このラウンドはホドリゲスがまず組ませないことに徹底していた。
4R。パンチで出るダーン。ホドリゲス距離を取ってパンチ、ロー。2Rまでのダーンの飛び込みもサークリングで対処している。パンチで出るダーンだが組めない。タックルも切られる。ワンツーを入れたホドリゲス。前蹴り。ホドリゲスパンチから右ロー。さらにパンチからボディブロー。パンチで突っ込んだダーンをかわしたホドリゲス。パンチ連打を入れる。首相撲から膝。しかし残り40秒でダーンが組んで投げた。上を取り返そうとしたホドリゲスだがさらに半回転してマウント!パウンドを打ち込む。下からホールディングするホドリゲスのクラッチを切るとフットチョークへ。しかしホーン。
4R終盤ダーンの展開になったがそれまでの打撃のヒットでホドリゲスか。
5R。ダーンが間合いを詰めるが組ませず打撃を打ち込むホドリゲス。ホドリゲス疲れが見えるがワンツーをヒットさせた。関節蹴り。ダーンニータップ。こらえたホドリゲス。ホドリゲスのパンチ連打がヒット。腹に前蹴り。ダーン仕掛けられない。残り50秒で組んでケージに押し込みクラッチ。ホドリゲスは腕を入れて投げをこらえる。引き剥がした。ホドリゲス追いかけると顔面に膝!タイムアップ。
三者49-46でホドリゲス勝利。
2Rにテイクダウンしたらダーンが圧倒していたが、ホドリゲスはダーンの組みを必要以上に怖がることなく、距離を取りつつも打撃を入れていった。ダーンには組みを警戒する相手を攻めるだけの打撃がなかった。