一時はランキングにも入っていたカサレスだが、ランカークラスには負けが込んで中堅~前座のポジションまで落ちていた。しかし相手のレベルが下がると力の差を見せて、相手はいずれもUFC1勝以下の実績しかないものの、、地味に現在4連勝中。それもあって、久々に後半の試合順に組まれている。TUFでは最弱とバカにされる存在だったが、当時の出演者で現在もUFCに残っているのはマイケル・ジョンソンとカサレスのみ。
スンウはUFCデビューから2連敗したが、そこから3連勝。前回はジュリアン・エロサから秒殺KO勝利。長身で、189cmの長いリーチを武器にした打撃で、10勝中6KO。連敗時にはテイクダウンを奪われると何もできないというグラウンドでの穴を露呈していたが、そこは改善されたのか。
間合いを詰めていくスンウ。カサレスは下がって距離を取る。スンウのワンツーがヒット。カサレスの蹴りに合わせたワンツーがヒットしダウン奪取!パウンド。起き上がってきたカサレスだが、膝をまだついた状態にもかかわらず顔面に膝を入れてしまうスンウ。タイムストップ。1点減点で再開。間合いを詰めていくスンウ。組んだカサレスがクリンチからパンチを入れるが、スンウは離れ際にハイをヒット。またスンウの右が顔面を捕らえる。スンウがローにパンチを合わせ、バランスを崩すカサレス。ホーン。
1Rはスンウだが減点があり9-9。
2R。また間合いを詰めるスンウ。出てきたところに四つに組んだカサレスだが、スンウ受け止めて引き剥がす。スンウのハイをスウェーでかわすカサレス。が、再度の右ハイはもらった。カサレスのローに合わせたスンウのワンツーがヒット。ケージ際でスンウが出るが、カサレスが組みついてバックに。そのまま背中に乗る。そのままチョーク!前に崩れて亀になったところでがっちり入りスンウタップ!
カサレス逆転勝利。しぶとい。これで5連勝。
スンウは打撃でリードしていたが、ダウン直後のダメージが残る中で反則の膝蹴りを打ち込んでしまったのがもったいない。