UFC267:第6試合・アルベルト・デュラエフ vs. ローマン・コピィロフ

ミドル級。

先月のコンテンダーシリーズで1R一本勝ちしてUFCデビューを決めたばかりのロシアのデュラエフ。ACBミドル級王者だったが、コンテンダーシリーズでの試合は約3年のブランク明けだった。テイクダウンからマウントを奪い、パウンドで背中を向けた相手からフェイスロックを決めて完勝だったが、相手のレベルもUFCレベルではなかったのでまだ実力不透明。14勝3敗の32歳。

コピィロフはACBと並ぶロシアのMMAプロモーション・Fight Night Globalのミドル級王者で、2019年にUFCデビューしたが、初戦でUFC3勝2敗のカール・ロバーソン相手に1Rは距離を取っての打撃で優勢だったものの、2R以降カーフキックを効かされ3Rにテイクダウンからチョークを決められて一本負け。昨年から何度か試合が組まれたが、ビザの問題などで流れて、約2年ぶりの試合。

ローを蹴るコピィロフ。デュラエフ強いワンツー。左ボディを入れたデュラエフ。プレッシャーを掛けるデュラエフ。右。右ミドル。ジャブ。手数を増やしてきた。残り1分。右ハイ。コピィロフキャッチしたが放す。コピィロフ手数が少ない。終盤ようやくパンチや膝を出していく。ホーン。

1Rデュラエフ。

2R。間合いを詰めたデュラエフだがコピィロフの左をもらい膝をつく。すぐ立つ。また間合いを詰めるがここで初めてタックル。ケージでこらえるコピィロフ。両足を掬って倒そうとしたデュラエフだが、コピィロフケージを掴んで防ぎレフェリー止める。注意するが減点なしで同じ体勢から再開。再開直後にダブルレッグでテイクダウンしたデュラエフ。すぐマウント。肩固めを狙う。防がれた。マウントからパウンド・肘。パウンドラッシュ。コピィロフブリッジするが返せない。肘連打。鉄槌。また肩固めを狙うがディフェンスされると鉄槌連打。コピィロフ返せない。肘。また肩固めを狙うが、放してまたパウンド。肘。背中を向けたコピィロフだが残り30秒。正対したがまたパウンド連打で背中を向ける。デュラエフチョークに入るがちょっと浅い。ホーン。

2Rデュラエフ10-8。1Rはテイクダウンを狙わなかったデュラエフだが、パンチでダウンすると切り替えてテイクダウンし、グラウンドに持ち込むと圧倒。

3R。ふらついているコピィロフ。デュラエフ間合いを詰め、ケージを背負わせてタックルへ。ケージで耐えるコピィロフ。離れた。デュラエフも疲れがあるが、間合いを詰めタックルへ。シングルレッグ。ケージで耐えて切ったコピィロフ。パンチを入れた。完全に疲れて膝に両手をつけて休むコピィロフ。マウスピースも吐き出す。しかしこのラウンドの攻めだけならここまでコピィロフ。打撃戦でまたマウスピースを吐き出したコピィロフ。デュラエフも疲れてスピードがない。再三マウスピースを吐き出すコピィロフ。自分で拾う。デュラエフタックル。切ったコピィロフが逆にタックルで倒した。しかしケージで立つデュラエフ。タイムアップ。

30-27、29-27×2の3-0でデュラエフ勝利。

1Rは打撃で勝負したが、2Rにピンチに陥るとタックルに切り替え、テイクダウン後はマウントの安定感で圧倒。しかし攻め疲れしフィニッシュできず。

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