UFC268:セミファイナル・ローズ・ナマユナス vs. ジャン・ウェイリー

女子ストロー級タイトルマッチ5分5R。ウェイリー1位。

4月にナマユナスがウェイリーを破りタイトルを獲得してからのダイレクトリマッチ。ナマユナスは最初にタイトルを獲得した時もヨアンナに1RKO勝ちで、同じようにダイレクトリマッチが組まれたが判定勝ちしている。その後ジェシカ・アンドラジにタイトルを奪われた後もリマッチで勝利。今回が3度目の連戦となる。

東アジア初のUFC王者となったウェイリー。地元中国でジェシカ・アンドラジを1RKOすると、昨年3月のヨアンナ戦では、ヨアンナの顔面が変形するほどの強打を打ち込み判定勝ちで初防衛に成功。その試合は各サイトで昨年のファイト・オブ・ザ・イヤーを受賞した。しかしコロナ禍によりそれ以降は防衛戦を行えず、1年のブランク明けでのナマユナス戦で1RKO負けし、UFC初黒星を喫した。

ショートカットにしているウェイリー、体つきも大きくなっているように見える。笑みを浮かべて入場するウェイリーに対し、ナマユナスは気合が入った険しい表情。

アウェイのウェイリーには今回もブーイング。前回はそれで動揺したので、今回はメンタルを鍛えてきたとのことだが…。

カーフキックを入れるウェイリー。もう一発。ナマユナスのパンチはバックステップでかわす。ナマユナス出てパンチ連打をヒット。距離を詰めたナマユナス。ワンツーがヒット。しかし出てきたナマユナスにウェイリータックル。ボディロックからテイクダウン!ハーフからフルガードに戻したナマユナス。パスを狙う。防ぐナマユナスだがウェイリーパウンド。立ったナマユナス。足を掴んだままシングルレッグを狙ったウェイリーだが倒せず離れた。また出ていく。ウェイリーの大振りの右は空振り。ウェイリーがバランスを崩しスリップダウンしたがすぐ立つ。ホーン。

パンチのヒットではナマユナスだが大きな差はない。テイクダウンから攻めた分、ウェイリーに入っている可能性もある。

2R。ウェイリーのカーフキックで少し足が流れたナマユナス。間合いを詰めてパンチを打ち込む。飛び込んで右を入れたウェイリー。ナマユナス出て左がヒット。パンチの制度ではナマユナス。ウェイリーのろーにパンチを合わせるナマユナス。またナマユナスの飛び込みにタックルを合わせたウェイリーだが今度はナマユナス切った。ウェイリーの左がヒットしナマユナスぐらついた!追いかけるウェイリーをサイドキックで止めた。しかし蹴りをキャッチしたウェイリーがまたテイクダウン。パスを狙うがガードを取るナマユナス。下からの仕掛けに立ち上がりパウンドを落とす。ウェイリー立った。またスタンド。四つからテイクダウンを狙うウェイリーだがディフェンスするナマユナス。逆に外掛けテイクダウン。残り30秒だがガードで凌いだウェイリー。ホーン。

2Rウェイリー。しかし終盤の攻防では余力はナマユナスの方がありそう。

3R。ローを蹴るウェイリー。遠い間合い。ナマユナスが出ると距離を外す。出ていくところにウェイリーが左を合わせる。ウェイリーのろー、バックブローは空振り。ナマユナス右がヒット。ジャブも入る。詰めたナマユナス。パンチがヒット。足を止めての打ち合いでバランスを崩したウェイリー。すぐ立つと追い打ちに来たナマユナスをケージに押し込む。しかしナマユナス抜け出して離れた。ウェイリー右ローから左フック。残り30秒でウェイリータックル。テイクダウン!バックに。足のロックを防ぐナマユナスだが、ウェイリーマウントに移行。パウンド。ホーン。

僅差だったが、終盤の攻防でウェイリーか?

4R。ナマユナスのパンチにウェイリーも打ち返す。ナマユナスの蹴りをキャッチしてテイクダウンしたウェイリーだが、ナマユナス即ペダラーダで入らせず、蹴り飛ばして立った。ウェイリー組みつくとスタンドでバックに回った。そのまま潰してハーフバック。バックマウントに入るがナマユナス反転して上に。ディープハーフから潜るウェイリーだがナマユナスが上をキープしまたガードに。足で距離を作ろうとするウェイリー。ナマユナス立ってからパスを狙うがウェイリーガードに入れる。ウェイリー下から肘。下からホールドするウェイリーインサイドから肘を落とすナマユナス。ホーン。

4Rナマユナス。ここまで39-37か38-38。ナマユナスはフィニッシュしないといけない可能性も。

5R。タックルを狙うウェイリーだが防いだナマユナス。ナマユナスタックル!テイクダウン。ハーフ。ウェイリーニーシールド。しかしナマユナスがパウンドを落としながらパスを狙う。ナマユナスが立ち上がると蹴り上げ。またニーシールド。しかしナマユナスがハーフに。パスを狙いながらパウンドを落とすナマユナス。ウェイリー対応するのが精一杯だが、ナマユナスはここまでの判定で落としているとしたらフィニッシュが必要になるが。残り1分。立ったナマユナス。飛び込んでパウンドを入れた。ウェイリー立てない。ナマユナスが上のままタイムアップ。

ウェイリー最後は無理して逃げてフィニッシュされる危険を冒すより判定での勝ちを狙ったか?

48-47、47-48、49-46のスプリットでナマユナスが王座防衛。

49-46はないと思ったが、僅差だった。

ジャッジペーパー。1Rのみ3者ウェイリー。2Rは2者ナマユナス、3Rは1者ナマユナス。

mmadecisions.com

メディアの採点は48-47ナマユナスと48-47ウェイリーが2:1くらい。

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