女子ストロー級。
コンテンダーシリーズで勝って今年5月にUFCデビューしたピニェーロ。柔道バックボーンで、何度も首投げで投げたが、グラウンド状態で膝を顔面にもらって続行不能となり反則勝ち。
LFAで女子ストロー級タイトルに挑戦したヒューズ、昨年12月に試合1週間前に代役でUFCデビューが決定したが、ティーシャ・トーレスのパンチを貰って1R終了後TKO負け。2戦目はこの後出場するローマ・ルックブンミーに2Rまで打撃で押される展開で、3Rはケージに押し込んだが三者29-28で判定負けで2連敗。後がない。
両者牽制気味の打撃を入れ合う展開。なかなか間合いに入れないがピニェーロが先に出た。距離を詰めてパンチを打ち込む。ヒューズが組み付いてきたところで得意の首投げ。テイクダウン。サイドに。ガードに戻すヒューズ。タックルに入ろうとしたところをがぶったピニェーロ、ペルヴィアン・ネクタイに。決まらず立たれるが、ギロチンに抱えたまま大外刈りで投げまた上になる。ケージを使って立ったヒューズ。残り1分。ケージに押し込んでいたピニェーロだがヒジを入れ離れた。ヒューズはローを入れるのみ。ホーン。
1Rピニェーロ。
2R。攻めるしかないヒューズだが、じわじわ出るものの、間合いに入れない。ピニェーロも下がって距離をキープしつつ、単発のジャブを入れるだけで両者手数が極端に少ない。残り2分になってパンチで出たピニェーロがケージに押し込み組み付く。投げを狙ったがヒューズこらえて離れた。ピニェーロワンツー。ヒューズはロー。ミドルを放ってバランスを崩したヒューズに間合いを詰めてパンチを入れるピニェーロ。そのまま組み付いたが引き剥がしたヒューズ。残り1分。ピニェーロのワンツーがヒット。残り20秒でパンチで突っ込んだピニェーロ。連打をもらいしゃがみこんだヒューズにパウンド連打。ヒューズタックルに入り凌ぐ。ホーン。
2R微妙だったが最後にしっかりポイントを取ったピニェーロ。ヒューズは打撃のほとんどがロー。KOするしかない状態で腹をくくれるか。
3R。ピニェーロがパンチのラッシュを打ち込む。ヒューズは1R・2Rと同様じわじわ出るが、ピニェーロに距離を取られる。またローを入れていくヒューズ。効いているようにも見えないし、KOを狙う動きに見えない。出ていくがピニェーロの右をもらう。組んだヒューズが初めてケージに押し込む展開。押し込みつつヒジ。しかしピニェーロが抜け出し離れる。ピニェーロは逃げ切り体制で距離を取る。前に出てパンチを放つヒューズだが踏み込みが足りず空振り。残り10秒で飛び込んでいったヒューズだがタイムアップ。
判定30-27×2、29-28の3-0でピニェーロ勝利。初戦は反則勝ちだったが、2戦目はしっかりと勝利。
3R、KOしなければ負ける=UFCからもリリースされるという状況で、1R・2Rと同じ攻めしか出来ないヒューズは、そもそもUFCに出てくる器ではなかった。