UFC on ESPN31:セミファイナル・ブラッド・リデル vs. ラファエル・フィジエフ

ライト級。リデル12位、フィジエフ14位。

アデサニヤも所属するニュージーランドのシティキックボクシング所属のリデル。キックでは70戦近いキャリアがあり、UFCとの契約直前まではキックとMMAの二刀流で戦っていた。UFCではここまで4連勝。前回はランカーのドリュー・ドーバーへの挑戦で、1Rにパンチを効かされ、2Rにはテイクダウンで攻められたものの、後半盛り返して判定勝ち。

キルギス国籍のフィジエフはムエタイがバックボーンのストライカー。ROAD FCでは強烈な打撃で連続1RKO。UFCデビューしたものの、まさかの1RKO負けでキャリア初黒星を喫した。しかしそこから4連勝。現在3試合連続でボーナスを獲得している。前戦はランキング未満の中堅ファイターボビー・グリーンに打撃で攻め込み、後半盛り返されたが判定勝ちして、ランカーとの対戦がないままランキング入り。これが初のランカーとの対戦となる。オッズは僅差ながら、ほんのわずかにフィジエフ優勢となっている。

ストライカー対決。まずは様子見する両者。間合いに入らず牽制の蹴りを入れる。フィジエフのバックスピンキックも間合いの外。リデル飛び込んで右。カーフキック。フィジエフ出てきた。左ミドル。ワンツーを入れたフィジエフ。パンチから左ミドル。リデルの大振りの右は空振り。フィジエフまたプレスしてきてリデルがケージ際まで下がる。飛び込んだリデルにフィジエフの右がヒット。またプレスする。左ミドル。リデルもジャブを返す。蹴りからパンチにつなげたリデル。ホーン。

1R僅差だがフィジエフ。緊張感のある試合。

2R。間合いを詰めたフィジエフがパンチを入れるとリデルタックルに。しかしつかめず離れる。リデル飛び込んで左がヒット。リデルまた飛び込んでワンツーを放ちヒット。フィジエフが出る。左がヒット。両者のパンチがかすめる。リデルまた飛び込んでワンツーを出すがフィジエフもパンチを合わせる。ケージを背負い続けているリデル。パンチから組み付いたがフィジエフ引き剥がした。フィジエフ飛び膝からケージに押し込む。離れた。リデル手が出ない。ホーン。

2Rは確実にフィジエフ。

3R。リデルタックル。テイクダウン!すぐに腰を浮かせて立とうとするフィジエフ。リデルグラウンドに持ち込もうとするが、諦めたのか放した。飛び込んでパンチを入れていくリデルだが、フィジエフがそこにパンチを合わせている。リデルまたタックル。ケージに押し込んだが離れた。フィジエフのバックスピンキックが顔面にビッグヒット!動きが止まったリデルに追撃に行こうとするフィジエフだがレフェリーのハーブ・ディーンが割って入った。KO!

緊張感のある打撃戦から、最後は虚を突いたバックスピンキック。ダウンはしていなかったが、リデルの目がうつろになっているのを見てレフェリーが止めた。これでUFCデビュー戦で負けた後5連勝。

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