PANCRASE325:第7試合・井村塁 vs. 中島太一

バンタム級暫定王座決定戦。外国人が王者の階級はコロナ禍で日本に呼べないために暫定王座を制定する方針となっており、王者がブラジルのハファエル・シウバのバンタム級もこの試合で暫定王者が誕生する。井村1位、中島2位。

井村は昨年プロデビューしネオブラを制覇。柔術主体のジムで、MMAのトレーニングは週2回のMMAクラスのみ。ネオブラは全4試合を一本勝ちで勝ち上がると、ネオブラ後の初戦はスタンドでの膝蹴りでダウンを奪ってのパウンドでKO勝ち。10月には現ZST王者ジェイク・ムラタにパンチでダウンを奪い、タックルに来たところで三角に捕らえて一本勝ち。

32歳の中島はバンタム級でプロデビューし、2015年、現UFCランカーのダン・イゲにパンクラスハワイ大会で勝利した試合からフェザー級に転向。その後はACBに出場し、2018年からパンクラス復帰。元王者田村一聖や現RIZINファイターの堀江圭功にスプリット判定勝ちし、5月のISAO戦で生涯初のタイトル挑戦となったが、スクランブルで動き続ける展開で接戦となったものの判定負け。今回は階級を以前のバンタム級に落としての暫定王座決定戦出場となる。

蹴りの打ち合い。中島の右が入り井村ダウン!すぐ飛び込む中島だが、井村脇を差して立つ。が、カーフキックが効いてる。また右をもらいダウン!上からパウンドを入れる中島だが自ら離れて立った。スタンドへ。井村タックル。切った中島だが井村ガードを取る。インサイドからパウンドを入れる中島。ケージを蹴って腕十字を狙おうとした井村だが中島抜いて立つ。しかし足を離さずテイクダウンを狙う井村。パンチを入れて切った中島。井村パンチで押される。タックルに入るが切られた。引き込むが中島付き合わずスタンドへ。中島のカーフキックがヒット。井村またタックルも正面からで切られて亀に。中島パウンドラッシュ。ホーン。

三者10-8中島。

2R開始と同時に中島の左がヒットし井村ダウン!立ったがもう一発もらい崩れたところでレフェリー止めた!

中島ついにタイトル獲得。

飛び級でランキング1位まで来た井村だが、強豪との対戦が不足していたか。中島には力の差を見せつけられた。

勝った中島は日本トップの強い人と戦えるスタートラインに立てた、他団体の強い選手とやっていきたいとコメント。

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