UFC on ESPN+57:第8試合・カブ・スワンソン vs. ダレン・エルキンス

フェザー級。両者とも元ランカーで、現在はランク外。スワンソンは38歳でフェザー級最年長、それに続く2位が37歳のエルキンス。

最近時々組まれる衰えたかつてのランカー同士の対戦。スワンソンは2017年にタイトル挑戦直前まで行ったが、ブライアン・オルテガにギロチンで敗れると、その試合から4連敗。後がない状態でクロン・グレイシーのUFC2戦目の相手に指名されると、タックルを切って打撃を入れる展開で完勝。次戦ではダニエル・ピネダにカーフキックを蹴られる展開で苦戦したが、パンチでダウンを奪ってのパウンドでKO勝ちし、再びランキングに復帰。が、前戦はキック世界王者ギガ・チカゼにミドルを打ち込まれると腹を抑えて自らしゃがみ込みKO負け。再びランク外に落ちた。

レスリング仕込みのテイクダウンで固める地味ファイターから激闘型ファイターに覚醒したエルキンス。ダメージをもらいながら攻め続けて逆転する展開で一時6連勝していたが、ダメージの蓄積が増したことで戦績が低下。4連敗となったが、前座レベルの相手に、やはり打撃でかなりダメージを貰う展開となったが、チョークでの一本勝ち・KO勝ちで復活。

ガードを下げた構えでエルキンスのタックルを受け止めつつパンチを打ち込んでいくスワンソン。エルキンスさっそくもらう。アンクルピックを狙ったが足を抜かれる。また飛び込んでパンチを入れるスワンソン。エルキンスダウン!バックに回りパウンド。立ったエルキンスだがスワンソンのバックスピンキックをもらう。もらい方を見たハーブ・ディーン、反応できていないと見てストップ。

ストップ後に足をもつれさせていたエルキンスを見ても、妥当な判断か。エルキンス厳しくなった。

今日は完璧だったスワンソン。ランカークラスは厳しいかもしれないが、中堅でランキング入りを狙う選手の壁としては十分活躍できる。

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