UFC on ESPN+57:第11試合・アマンダ・レモス vs. アンジェラ・ヒル

女子ストロー級。レモス11位、ヒル12位。

UFCストロー級で4戦全勝のレモス。女子最軽量級離れした打撃の強さで2連続KO勝ち中。キャリアで唯一判定決着となった魅津希戦もパンチでダウンを奪っての完勝唯一の敗戦はUFCデビュー戦での2階級上のバンタム級での試合。ランカーと対戦しないままランキング入りしたが、初のランカー対決も下位ランカーとの試合に。

UFC女子最多19戦目となるヒル。ランカーだが、1度リリースされてからの再契約後も7勝8敗と負け越している上に、直近4戦では1勝3敗。試合数だけでなく、年齢も36歳で、この階級ではベテランの域に。ムエタイバックボーンのストライカーだが、前戦では珍しくテイクダウンで攻める展開も見られた。

牽制のロー、ジャブを入れるレモスだが、ヒルがプレスしてきた。ヒルの左フックがヒット。お互いの右が交錯。が、レモスの前蹴りがアゴにヒットし、さらにパンチを打ち込むとヒル後方にダウン!すかさずパウンド連打するが、ヒルガードで凌ぐ。下から足を掬おうとしたヒルだがレモスのパウンドをもらう。ヒップスローを狙うが返せず。ヒル今度は腕十字。サバかれてパスされると亀に。そこから立とうとした瞬間にギロチンで引き込んだレモス。しかし一本パスされていて決まらず。ハーフから脇を差して立ったレモス。肘。パンチで出るヒル。右フックがヒットしちょっとバランスを崩したレモス。ヒルシングルレッグ。倒せないと見ると放して蹴りを入れた。残りわずかで距離を詰めたヒルにレモスタックル。ヒル首相撲に捕らえるがホーン。

1Rレモス。

2R。1Rは打ち合いでダウンしたヒルだが打撃で出ていく。シングルレッグ。しかしこらえたレモスが逆にケージに押し込む。入れ替えたヒル。ボディへの膝の打ち合い。ヒル肘を入れて離れた。すぐに出るヒル。ケージ際をサークリングするレモス。組んできたレモスをケージに押し込むとまたボディに膝。離れた。ミドル、ローを入れるヒル。また間合いを詰めてケージに押し込んだ。残り1分。膝の打ち合い。打ちながら外掛けでテイクダウンを狙うヒル。レモス引き剥がすが時間がない。ヒルのパンチ連打がヒット。ホーン。

2Rはヒルが盛り返した。

3R。またレモスの前蹴りがヒルアゴにヒット。ジャブで出ていく。レモスもパンチや前蹴りを返すが、ヒルがローに合わせたニータップでテイクダウン。ケージ際まで移動したレモス。ケージを使って立つ。ヒルバックに回った。小内刈りでこかせたヒルだが、バックにつこうとしたところでレモスが反転して上に。ヒルの立ち際にバックに回る。しかし正対したヒルが押し込む。またボディに膝。離れ際に肘。レモスのパンチをかいくぐってタックル。倒されたレモスだが、倒された勢いでスイープを狙い、そのまま立った。また押し込んでいるヒルだがレモス離れる。残り1分。パンチで出たがヒルのバック肘がヒットしレモスダウン。だがダメージはないか。すぐ立つがヒルがパンチで攻め込む。タイムアップ。

29-28ヒル、30-27レモス、29-28レモス。スプリットでレモスが接戦を制した。

3Rのバック肘はクリーンヒットしてのダウンとみなされなかったか。リプレイで見ると当たったのは腕でバランスを崩しただけだった。だとしても2Rもレモスというのは疑問だが。

ヒルは今回もテイクダウンを混ぜて攻め健闘したが及ばず。ただこの年齢でも成長しているところは見せた。

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