UFC270:第9試合・ミシェウ・ペレイラ vs. アンドレ・フィアリョ

ウェルター級。

バック宙フットスタンプ、ケージを駆け上がってのパスガードなど、四次元MMAファイトを見せるペレイラ。日本のHEATなどでは王者になっても、世界最高峰の舞台で戦えるとは思えなかったが、計量失敗&スタミナ切れでの失速であっさり敗れたものの、その後は比較的勝敗度外視の派手なだけの攻めは封印し、前座~中堅クラスで3連勝。ノーランカーだがセミ前に抜擢されている。今回はUFC5連勝中のムスリム・サリコフとの対戦が組まれていたが、サリコフの欠場により、UFC初参戦となるフィアリョとの対戦に。

ポルトガルのフィアリョは27歳で14勝3敗1NC。現在はフロリダ在住。2016年にBellatorに参戦し、4勝1敗の成績を残すと、2019年にはPFLに出場したが、0勝1敗1分けで決勝トーナメント進出はならず。元UFCのジェームス・ヴィックやステファン・サクリッチにも勝利し、現在4連続KO勝利中。ペレイラ戦は試合5日前のオファーだったが、先週予定されていた試合は1週間延期になった。しかし準備期間のなさには変わりがない。

フィアリョがバックキックを見せたが不発。ペレイラ前蹴り、左ハイを見せる。ケージを蹴ってのスーパーマンパンチ。プレスするフィアリョ。ペレイラケージ際をサークリング。詰めるが手が出ないフィアリョ。しかし右がヒットしバランスを崩したペレイラ。フィアリョ詰めない。ペレイラはワンツー、前蹴り。右もヒット。フィアリョ冷静に詰めていく。ケージに詰めて連打がヒット。ペレイラ鼻血。サークリングも苦しくなってきたか。ペレイラ飛び膝からのパンチを見せた。パンチで出たフィアリョにペレイラタックル。切られた。残り1分。ペレイラ前蹴りをヒットさせるが出ていくフィアリョ。ペレイラ飛びついて膝を出すがスリップして下に。フィアリョパウンド。ホーン。

1Rフィアリョ。

2R。またプレスされ下がるペレイラだが、パンチを先に出していく。ワンツーがヒット。フィアリョちょっと下がった。左ボディから右。もらったフィアリョ。ペレイラ飛び膝。クリーンヒットはせず。フィアリョ肘。ペレイラ前蹴り。ボディに入った。ペレイラ前転して浴びせ蹴り。フィアリョまた前に出てプレスしていく。しかしペレイラサイドステップから飛び込んでパンチ。下がったフィアリョを追いかけてパンチ。また飛び膝。押し込んでいたペレイラだが自ら離れた。バックスピンキック。また前蹴り。スーパーマンパンチからボディに膝がヒット。またボディに前蹴り。フィアリョ手が出ていない。残り20秒でペレイラタックル。テイクダウン。ホーン。

2Rはペレイラ

3R。フィアリョ詰めていくがペレイラステップしながら打撃を出していく。出ていくフィアリョだがそこにパンチ・前蹴りを当てるペレイラ。詰めきれないフィアリョ。ペレイラの乱打がヒット。タックルに入ったペレイラ。倒しかけたが押さえ込めず。四つに組んだペレイラ。フィアリョケージに押し込むがペレイラ離れた。ペレイラがパンチを打ち込む。左がヒット。ボディ。残り1分。詰めてパンチを入れるフィアリョにペレイラ打ち返す。前蹴りを出したが低くローブローに。タイムストップ。残り30秒から再開。詰めていくフィアリョにペレイラまた飛び膝。さらにパンチを打ち込む。タイムアップ。

三者29-28でペレイラ4連勝。

フィアリョも1Rはプレッシャーを掛けて打撃を入れていく展開で良かったが、2R以降は先にペレイラの打撃をもらってしまいペースを握られた。

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