Eagle FC44:セミファイナル・ラシャド・エヴァンス vs. ガブリエル・チェッコ

ライトヘビー級。

UFCライトヘビー級王者エヴァンスは、UFCでは2013年にチェール・ソネンに勝ったのを最後に5連敗。ミドル級に落としても勝てず、最後はアンソニー・スミスに1R53秒でKO負けし引退した。今回は3年7ヶ月ぶりの復帰戦となる42歳。

ブラジルのチェッコはMMA12勝5敗の35歳。チェール・ソネンのサブミッション・アンダーグラウンドにレギュラー参戦するなど、グラップリングマッチにも積極的に出場しているが、MMAではRFAやLFAなどのフィーダーショーで勝ったり負けたりのレベルで、メジャーイベントの出場経験はない。

スタンドでプレスするエヴァンス。圧されてケージ際まで後退するチェッコ。ミドルを出すが、エヴァンスがキャッチするとテイクダウン。サイド。腕を足で固定してクルスフィックスを狙うが。ガードに戻すチェコ。四の字クローズドガードを取るが、外したエヴァンスがパスしてまたサイド。またガードに戻したチェッコ。ケージを蹴って態勢を変え腕ううじを狙ったが、エヴァンスは早めに腕を引き抜くとパウンドを打ち込む。ガードに戻すチェッコだが、エヴァンス足をさばいて簡単にパス。ゴング。

1Rエヴァンス。動きがいいし、グラップラーのチェッコの寝技にも真っ向から渡り合っている。

2R。またプレスするエヴァンス。チェッコバックスピンキック。飛び前蹴り。が、肘を打ち込んだところでスタンドで背中を向けてバックを取られる。テイクダウンしたエヴァンス。倒すとマウント。チェッコはケージを蹴って脱出すると足関へ。外ヒール。が、回転して抜け出したエヴァンスがそのままサイドで押さえ込む。クルスフィックスからパウンド。チェッコ起き上がりタックルに。尻裏でクラッチして倒し初めて上に。雑にハーフバックに移行したが、エヴァンスに反転されまた下に。また足関を狙う。パウンドで抵抗するエヴァンスだが内ヒール。回転して引き抜こうとするエヴァンス。膝まで抜けた。時間がない。足を引き抜いたエヴァンスが上からパウンド。ゴング。

2Rエヴァンス。足関だけヒヤッとする場面があったが対応した。

3Rチェッコタックル。切ってバックに回ったエヴァンスがパウンドを入れるが、チェッコまた足関へ。立ち上がって足を抜くとパスしてサイドへ。マウントになりかけたエヴァンスだがチェッコが足関を狙うと立って脱出。すぐ上になり逆ハーフ。チェッコまた足関を狙うが押さえ込まれる。パウンドを入れてパスしてエヴァンス。サイドで肩パンチを落としタイムアップ。

判定三者フルマークでエヴァンス9年ぶりに勝利。

完勝だったが、相手がマイナーリーグの選手なので、今後どこまでやれるかは不透明。

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