UFC on ESPN+58:メインイベント・ジャック・ハーマンソン vs. ショーン・ストリックランド

ミドル級5分5R。ハーマンソン6位、ストリックランド7位。

北欧のパワフルグラップラーハーマンソン。UFCでは3KOしているが、すべてテイクダウンからのパウンドによるKO勝利。ジャカレイに勝ってトップランカーとなったが、その後は2勝2敗でタイトルまでは届かず。ギロチンが武器。昨年11月にはハムザト・チマエフとケージでのフリースタイルレスリングルールで対戦したがポイント差で敗れている。

ストライカーのストリックランドはバイク事故での大怪我から復帰してから4連勝中。4連勝の中には、インターバル2週間で195ポンドで戦った試合も含まれている。事故前はウェルター級で中堅ポジションだったが、ミドル級に上げて復帰後は覚醒した。前戦はユライア・ホールにスタンドでジャブを打ち込み続けて判定勝ち。

カーフキックを入れたハーマンソン。ストリックランドは得意のジャブ。またカーフキック。ハーマンソンタックル。ケージに押し込む。シングルレッグに切り替えた。スタンドバックに。正対して差し替えし引き剥がすストリックランド。ジャブの差し合い。ストリックランドはジャブから右。淡々とジャブを突いていくストリックランド。ホーン。

1Rはジャブの手数でストリックランドか。

2Rもジャブを入れていくストリックランド。ハーマンソンはフットワークで角度を変えつつタックルへ。切られた。ストリックランドのジャブが入り続ける。また組もうとしたところで切られるハーマンソン。ストリックランドジャブから右ボディ。ハーマンソンもパンチを返すがヒットせず。残り1分。下がり始めたハーマンソン。ストリックランドがジャブ、前蹴りを入れ続ける。残り3秒で右がビッグヒットしハーマンソンダウン。ホーン。

2Rストリックランド。ハーマンソン、早くもジリ貧。余力があるうちに勝負するしかないが。

3R。なおもジャブを入れ続けるストリックランドだが、ハーマンソンがカーフキックをヒットさせる。カーフキックのフェイントからスーパーマンパンチを見せたハーマンソン。カーフキックに突破口を見出したか。ストリックランドはジャブから左ハイ。ハーマンソンもジャブ。カーフキックを気にしているのか、手数がやや減っているストリックランド。ハーマンソンの右にストリックランドは右ハイを合わせる。ホーン。

3Rも僅差だがややストリックランドか。

4R。ハーマンソンプレスしていく。ケージを背負ったところで右オーバーハンドを狙う。またカーフキック。ハーマンソンタックル。シングルレッグ。ケージでこらえるストリックランド。放してバック肘を放ったハーマンソン。またカーフキックを入れていくハーマンソン。ストリックランドなおもジャブ。ハーマンソンのパンチはヒット率が低い。右を狙っていくハーマンソンだがクリーンヒットせず。ハーマンソンパンチからカーフキック。有効ではあるが、このペースではKOするには足りない。ホーン。

4Rもストリックランド。ほぼパンチを貰っていないストリックランドだが、前のラウンドはややもらったのか鼻血を出している。

5R。ハーマンソン圧を強めてパンチを振るっていく。ストリックランドは自分のペースでジャブを突く。ハーマンソンスーパーマンパンチ。ヒットしたが浅いか。手を出しているハーマンソンだが届いていない。残り75秒でタックル。シングルレッグ。引き剥がしたストリックランド。残り15秒で我龍タイムを要求するストリックランド。ハーマンソン打っていくがストリックランドのパンチがヒット。タイムアップ。

49-46ストリックランド、48-47ハーマンソン、49-46ストリックランド。スプリットでストリックランド勝利。

ハーマンソンが取ったラウンドはせいぜい3Rだけ、あっても1Rまでではと思ったので謎のスプリットだが、ストリックランドが終始自分のペースを崩さず。

ストリックランド、次はタイトルに挑戦したいとコメント。常に淡々とジャブを打ち続けるスタイルで、ジャッジはなぜか割れたが完勝。

ハーマンソンはスタンドでの打撃はほぼヒットせず、タックルもすべて切られた。カーフキックなど、考えてきた戦略はあったようだがストリックランドの鉄壁のディフェンスを崩せず。

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