UFC on ESPN+58:セミファイナル・プナヘレ・ソリアーノ vs. ニック・マキシモフ

ミドル級。

ソリアーノはUFC2勝1敗。MMAデビューから8連勝、判定1試合を除いて1Rフィニッシュ。UFCでも2試合連続で1RKO勝利していたが、前回はブレンダン・アレンにミドルをもらって失速し、大振りのパンチがかわされ判定負けでMMA初黒星を喫した。29歳。

マキシモフはニック・ディアス・アカデミー所属。2019年にコンテンダーシリーズに出場し、判定勝ちしたがUFCとの契約はならず。しかし昨年9月にニック・ディアスの6年ぶり復帰戦となるUFC266の前座でバーターでのUFCデビューを果たす。デビュー戦はUFC4勝4敗のカール・ロバーソンとの対戦が予定されていたが、直前にロバーソンが欠場。代役でUFCデビューとなるコーディ・ブランデージ相手に接戦の末に判定勝ち。まだ24歳と伸びしろはあるが、いきなりセミに抜擢されるレベルの選手ではない。MMAでは7戦全勝。グラップリングの試合にも積極的に出場している。

タックルに入ったマキシモフ。切られる。ソリアーノ前蹴り。パンチからシングルレッグへ。尻もちをついた体勢でマキシモフの足と胴をクラッチしてこらえるソリアーノ。しかしボディロックされる。立ったソリアーノ。離れる。またパンチで出るソリアーノマキシモフシングルレッグ。ちょっと安易だった。切られる。さらに顔面に膝がヒット。しかしソリアーノまたタックルへ。切れずにスタンドバックを許すソリアーノ。背中に乗ったマキシモフ。そのままパームトゥパームチョーク。しかし腕を掴んで防いだソリアーノ。諦めて降りたマキシモフ。ソリアーノ反転してスイッチを狙うがなおもテイクダウンを狙う。切ったマキシモフ。しがみついてくるソリアーノにパンチ・肘。ホーン。

1Rソリアーノマキシモフ、ソリアーノの膝で眉間をカットしている。

2R。パンチにタックルを合わせたマキシモフ。受け止めたソリアーノ。しつこくテイクダウンを狙うがソリアーノ切って立った。スタンドで打撃を入れるソリアーノマキシモフ、打ち合わずにタックル。ケージでこらえて引き剥がしたソリアーノ。パンチを打ち込んでいく。マキシモフ逃げ気味のタックル。こらえてパンチを入れるソリアーノ。尻もちまではつかせているが。バックを取らせて立ったソリアーノ。反転しようとするがなおもバックに付いているマキシモフ。パンチを入れてまたシングルレッグへ。こらえて肘を入れるソリアーノ。バックを取っているが寝かせることができないマキシモフ。膝を入れる。ホーン。

2Rソリアーノ。テイクダウンは奪っているマキシモフだが、そこから寝かせようとするだけで攻撃に移れず。

3R。マキシモフまたタックル。尻もちまで。バックから殴るマキシモフ。ソリアーノ立ったがまたテイクダウンを狙うマキシモフ。ダブルレッグで倒した。パウンド。バックキープしているがソリアーノまた立つ。しかしこのラウンドはほぼテイクダウンディフェンスだけで攻められない。投げてテイクダウンしたマキシモフ。すぐに立つソリアーノ。ダブルレッグに入るマキシモフ。ソリアーノこらえてパウンド。マキシモフシングルレッグで寝かせようとするがソリアーノがこらえてパンチを入れる。残りわずかで足を抜いて立ったソリアーノマキシモフ出ない。タイムアップ。

29-28ソリアーノ、30-27マキシモフ、29-28マキシモフ。スプリットでマキシモフ勝利。

2R・3Rは完全に寝かせることはできなかったが、尻もちまでつかせたのを評価したのか。ジャッジは割れているが。

1Rは2者ソリアーノ、1者マキシモフ。2Rは2者マキシモフ、1者ソリアーノ。3Rは三者マキシモフ。

Nick Maximov def.  Punahele Soriano :: UFC on ESPN+ 58 :: MMA Decisions

メディアのジャッジも同じように割れているが、29-28マキシモフが最多。

最近はテイクダウンから押さえ込んでいるだけでは評価されないことも多いが、ソリアーノも耐えているだけで攻めが足りなかったか。

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