UFC271:第12試合・ジャレッド・キャノニア vs. デレク・ブランソン

ミドル級。キャノニア3位。ブランソン4位。

地元テキサス出身のキャノニアは、ミドル級に落としてからの5戦ではメインでタイトル挑戦するウィテカーにしか負けていない。UFCデビュー時はヘビー級だったが、階級を落としても重いパンチは健在。前戦はケルヴィン・ガステラム戦で、リーチで上回るキャノニアが距離をとって打撃を入れ続けて判定勝ち。

学生時代にレスリングとチアリーディングで鍛えたブランソンは現在5連勝中。しかしその5試合すべてがオッズでアンダードッグで、咬ませ犬という評判を覆し続けてタイトル挑戦目前まで来た。今回もまたアンダードッグ。ここ3戦、シャバージアン・ホランド・ティルと、期待の若手をテイクダウンから削っていって勝利している。

キャノニア37歳、ブランソン38歳と、両者ともにキャリア終盤が見えてきており、勝った方が次期挑戦者となる可能性が非常に高い一方、負けた方は年齢的にタイトルまでたどり着けないかもしれない。

パンチから体を沈めてタックルに入るブランソン。ブラウン肘で抵抗するキャノニアだが、シングルレッグから足を肩にかついでテイクダウン。首をギロチンに抱えたブランソンだが立たれた。すぐタックルに入るブランソンだが止められる。ブランソン左ミドルから左ストレート。パンチからタックルでケージに押し込むが、キャノニア受け止めて離れる。またタックル。止められる。またタックル。四つでクラッチしてテイクダウン。寝かせて押さえ込んだ。残り1分。キャノニア逃れて脱出。パンチで出るがブランソンのカウンターでダウン!上になるブランソン。背中を向けたキャノニアからチョーク。しかしアゴの上。ホーン。

1Rブランソン。

2R。ブランソン開始と同時にシングルレッグ。また肩にかついでテイクダウン。キャノニアバタフライで浮かせて立った。ブランソンタックル。受け止めてパンチを入れるキャノニア。またタックル。動きがスローになっているブランソン。疲れたか。タックルを止められたところでパンチを入れるキャノニア。ブランソンまたパンチからタックル入るが受け止められ離れる。キャノニアのジャブがヒット。ブランソン下がり気味。手が出ない。タックル。四つに組んだが差し替えして引き剥がした。離れ際に肘から裏拳を入れると効いた!ふらつきながら逃れようとするブランソンを追いかけてパンチを打ち込むと、組み付いてきたブランソンを投げて上に。ハーフから肘!ブランソン防御できず打ち込まれレフェリーストップ!

テイクダウンに苦戦したキャノニアだが逆転勝利。ブランソンは早々にスタミナを使い果たしてしまった。

キャノニア、当然ながら次期挑戦者は俺だと猛アピール。

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