UFC271:第8試合・ロクサン・モダフェリ vs. ケイシー・オニール

女子フライ級。ロクサン12位、オニール15位。

これがMMA45戦目で、女子史上最多となるロクサン(2位はしなしさとこ吉田正子の44戦)。TUFでの非公式戦も加えると50戦目。その記録達成とともに、この試合でMMAから引退する。日本の慧舟會MMAを学び始めて19年目。TUFストロー級では勝ち上がれず、UFCデビューもならなかったが、フライ級で再度出場し、欠場選手の代役として初代王座決定戦に出場。敗れたが、次戦でUFC初勝利を上げると、勝ち負けを繰り返していた。しかし前戦でタイラ・サントスに敗れて連敗となっていた。

オニールは24歳でMMA8戦・UFC3戦全勝。ローカル時代は父親が運営するEternal MMAでキャリアを積み、JEWELS王者の本野美樹にも勝利している。ハードパンチャーで、UFCでの3勝はいずれもフィニッシュしての勝利。女子フライ級プロスペクトの一人。

間合いを詰めてパンチを出していくロクサン。オニールもパンチを打ち返す。右がヒットするがロクサン下がらず出ていく。左ハイに右を合わせるオニール。どんどん手を出していくロクサン。右ミドルを入れたオニール。打ち合いで残り1分。鼻血を出しているオニール。出てきたロクサンにワンツーからロー。ホーン。

1Rはヒット数で上回ったオニール。

2Rも前に出ていくロクサン。組もうとしたが引き剥がされる。手数ではオニールだが、ロクサンのパンチもヒットしていてオニールの右目が少し腫れている。オニール右オーバーハンド。パンチを打ち込み下がったロクサンだが、すぐに突進して連打を打ち込む。出ていくロクサンだが、先にオニールのパンチを貰う展開が続く。気合を入れて出ていくロクサンだが、ロクサンの一発に対して連打が返ってくる。残り10秒でタックル。テイクダウン。しかしホーン。

2Rオニール。グラウンドには行かず打ち合いで勝負するつもりなのかと思ったが最後にテイクダウンは取れた。しかしフィニッシュが必要な状態では厳しい。

3R。ロクサンパンチで出てヒット。膝を打ち込むとオニールがキャッチしたが放す。手数で上回るオニール。ロクサンはスピンキックから組み付いて首相撲。引き剥がすオニール。パンチから組もうとしたロクサンだがオニール組ませない。パンチ・前蹴りを入れていくオニール。ロクサン首相撲から膝。引き剥がすオニール。残り1分でオニールの蹴りをキャッチして倒したロクサン。立ち上がるオニールのバックに突く。正対したオニール。時間がない。タイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでオニールがUFC4連勝。

メディアのジャッジはほぼフルマークでオニール勝利を支持。

 

引退宣言していたロクサンはグローブをマットに置いて去る。

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