ライトヘビー級5分5R。ウォーカー10位、ヒル12位。
デビュー当時は3連続1RKO勝利で期待されたウォーカーだが、その後1勝3敗。負け方も1Rにパンチを効かされてKO負け→テイクダウンされスタミナ切れでグダグダ判定負け→攻められず5R見せ場ないまま判定負けとどんどんひどくなっている。ポカで負けてもアグレッシブなのが魅力だったのに、前回はそれもなくなってしまった。
ヒルは重量級ファイターに多い他スポーツからの転向組で、大学時代はバスケ・アメフトの選手だった。キャリアは浅いが高い身体能力でUFC5戦3勝1敗1NC(NCになった試合は1RKOしたが試合後にマリファナが検出されたため)。しかしグラウンドの技術はまだまだで、キャリア唯一の敗戦となったポール・クレイグ戦では下からの三角十字で腕を折られた上に肘のラッシュをもらいKO負け。前回勝利した後にウォーカー戦をアピールしており、それが実った形に。
身長差がかなりある。露見性の蹴りを入れるウォーカーだが、ヒルが詰めてくると下がって距離をキープ。バックブローで飛び込みパンチを打ち込むウォーカー。前蹴り。ヒル踏み込んでボディ風呂ー。下がるウォーカー。ケージを背負ったところでパンチを打ち込むと、ウォーカー突進して組み付きテイクダウン狙い。クラッチを引き剥がしたヒル。前蹴りを放つウォーカーだがヒル出ていく。ケージ際をサークリングするウォーカー。ミドル、ハイを入れる。飛び込んだウォーカーにヒルがカウンター。テンプルに右がビッグヒット!巨体が棒のように倒れてKO!
ヒル衝撃KO勝利。
前回よりは攻める気持ちが見えたウォーカーだがカウンターをもらいKO負け。