195ポンド契約。両者ミドル級の選手だが、先週急遽ピケットの出場が決まったため、10ポンド重いキャッチウェイトの試合に。
カイル・ドーカスのヘビー級ランカーの兄・クリス・ドーカスはUFC4勝1敗だが、ほぼ同じ身長でMMA開始前はヘビー級のウェイトだった弟はミドル級でここまで1勝2敗1分け。柔術黒帯のグラップラーで、10勝のうちKO勝ちがなく、一本勝ちが8つ。前戦はなぜかセミでランカーのケビン・ホランドと組まれ、テイクダウンディフェンスとグラウンドに難があるホランドにパンチを打ち込みチョークでタップを奪ったが、ダウンは直前のバッティングによるものだったため、ノーコンテストとなった。
ピケットはUFCデビューから2戦は良いところ無く連敗。3戦目は3連敗中のスタロポリに判定勝ち、前回は先月15日に代役でUFCデビュー戦となったジョセフ・ホームズに判定勝ちで、最下層の相手とはいえ2連勝で戦績を五分とした。8歳の時に父からボクシングを教わっていたが、本格的に格闘技を始めたのは19歳で柔術を開始してからで、現在茶帯。13勝中KO勝ちが8つ。今回は試合1週間前に欠場したジュリアン・マルケスの代役として初のセミ登場となる。
ローからパンチを入れたドーカス、距離を詰めてシングルレッグへ。尻クラッチからテイクダウン。ハーフからヴォンフルーチョークのセットアップ。放した。ケージを使って立ったピケット。ドーカスは放さずなおもテイクダウン狙い。倒した。またハーフ。立ち上がるピケットからハーフバックで背中に乗ろうとしたが乗れず。正対したピケット。ドーカス放してパンチを入れると、ピケットが打ち返してきたタイミングでカウンターのタックル。テイクダウン。またハーフ。ダースチョークをセットするが残り20秒。このまま耐えられるかと思ったが、残り1秒くらいでピケットタップ!
ピケット、時間がわかってなかったのか。あと1秒なら耐えられたと思うが。
試合後、なぜかライト級のトニー・ファーガソン戦をアピールするドーカス。自分の方がファーガソンよりダースチョークが得意だというアピールの模様。