UFC on ESPN+60:第3試合・アレハンドロ・ペレス vs. ジョナサン・マルチネス

フェザー級

もう7年半前になるTUFラテンアメリカ1のウィナーであるペレス。UFC初戦はギロチンでまさかの秒殺一本負けを喫したが、そこから6勝0敗1分け。ランキングに入ったが、コディ・スタマンとソン・ヤドンに連敗。コロナ禍で約2年試合ができず、昨年10月に2年3ヶ月ぶりに復帰すると、41歳のジョニー・エドゥアウドにVクロスアームロックで一本勝ち。今回はフェザー級に上げての試合となる。

マルチネスもまた今回フェザー級に上げる。UFC5勝3敗。蹴り主体のストライカーで、バックボーンはテコンドー。前戦は試合3日前に代役でUFCと契約した10勝0敗のLFAバンタム級王者ズビアド・ラジシュビリに接戦の末に判定勝ち。

蹴り主体のマルチネスとパンチが武器のペレス。蹴りの距離でマルチネスが打撃を入れていく。両者牽制の打撃が続く。ペレスがパンチで出るとバックステップしてかわすマルチネス。ペレス前蹴り。ロー。マルチネスの蹴りをキャッチしたペレスだが倒せず引き剥がされる。マルチネス飛び膝を見せた。残り1秒でマルチネスが飛び込んで右フック!ヒットしマルチネスダウン!ホーン。

1Rは最後のダウンでペレスが取ったか。

2R。大きなダメージは見えないマルチネス。1R同様左ミドルを入れていく。1Rのダウンを気にしてやや手数が少ない。ペレスは時折飛び込んでの右オーバーハンドを見せるがさすがに警戒されている。ペレスがスイッチすると右足にカーフキックを入れるヘルナンデス。残りわずかで出ていくペレス。一発だけではなく、さらに踏み込んで連打を入れていくがホーン。

2Rはマルチネス。終盤ペレスが攻めたが、あの攻めが序盤から欲しい。

3R。ペレス勝負に出た。間合いを詰めてパンチを振り回していく。カウンターをもらってもいるが出ていく。飛び込みアッパー。左右のフックを振り回して出るが、マルチネス下がりながらカウンターを入れる。ペレスのパンチのプレッシャーでマルチネスの蹴りが減っている。しかしパンチを返していく。出てきたペレスに連打を返したマルチネス。ペレスパンチをかいくぐってタックル。しかし切られた。マルチネス左ミドル。カウンター待ちのマルチネスに出られないペレス。残り時間がなくなっていく。残り10秒で出たペレスだがマルチネスがワンツーハイを返した。タイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でマルチネス勝利。

1者のみ、最後にダウンを奪われた1Rも、それまでマルチネスが圧倒していたことでマルチネスに入れている。

遠い間合いからの打撃で上回ったマルチネス。ペレスも飛び込んでパンチをヒットさせる場面はあったが、結局一発狙いになり、終盤は冷静にカウンターを合わせられてしまった。

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