160ポンド契約。2週間前に試合したばかりのボビー・グリーンが緊急出場。直前のためライト級ではなく160ポンド契約での試合となる。マカチェフは4位、グリーンはランク外。
ハビブ・ヌルマゴメドフの幼馴染で現在もともにトレーニングしているマカチェフ。ヌルマゴ同様の強力なテイクダウンを持つ一方、スタンドの打撃も荒っぽく脅威。前戦ではキックボクサーのダン・フッカーから早々にテイクダウンを奪ってサイドからキムラを極め完勝。王者オリヴェイラと1位ゲイジーの対戦が5月に予定されているが、何もなければマカチェフが次期挑戦者になる可能性が最も高い。
ベネイル・ダリウシュの代役グリーンは数少ないStrikeforceからの移管された選手の生き残り。2012年のStrikeforceからの契約移管時から継続してUFCで戦い続けているのはロビー・ローラーとグリーンのみ。UFC参戦当初は4連勝しランキングにも入っていたが、そこから7戦は1勝5敗1分け。リリースの危機だったが、そこから7戦は5勝2敗と復調。レスリングがバックボーンで、相手のタックルを切りノーガードからのパンチをヒットさせていく戦法が完成されてきている。しかし、マカチェフとの相性は悪く、直前出場ということもありオッズは大差のアンダードッグ。
いつも通りのノーガードの構えで詰めていくグリーン。蹴りで牽制するマカチェフ。詰めて首を抱えたマカチェフだがグリーン振りほどき離れる。ボディストレートを見せるグリーン。ミドルを入れたグリーンだが足の引き戻しに組んでいくマカチェフ。グリーン脇を差して組ませないようにしているが、マカチェフがダブルレッグへ。両足を束ねてテイクダウン。ディープハーフで潜ろうとしたが固められた。キムラを狙いつつマウント!パウンド。グリーン亀に。パウンドを打たれている。動けないグリーンを見てハーブ・ディーン止めた。
まだダメージはそれほどでもなかったが、動けず打たれるままだったのでしょうがない。マカチェフ、一切危ない場面なく完勝でUFC10連勝を達成。
負けたグリーンも苦笑するしかない圧勝劇。
マカチェフはタイトルに挑戦させてくれ、それ以外はやらないとコメント。