女子フライ級。
DEEP JEWELSバンタム級現王者(ただし、2015年にタイトル獲得後防衛戦をしていない)のジヨン。UFCでは2戦目からフライ級に落とし、そこで3勝3敗だが、体重オーバーが2度あり、現在2連敗中。一時はランキングに入っていたが、現在ノーランカー。ボクシング・キックがバックボーン。前戦のモリー・マッキャン戦は1Rにバッティングでダウンを奪ったが、2R・3Rと前に出てくるマッキャンに打ち負けて判定負け。しかし初のファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
ブラジルのカショエイラ無敗でUFCと契約したがそこから3連敗。4度目のチャンスで40秒KO勝ち、さらに次戦もKO勝ちしたが、前回はジリアン・ロバートソンにテイクダウンされると逃れられず最後はチョークで1R残り1秒でのタップアウト負け。打たれ強さでゾンビガールのニックネームを持つが、むしろ打撃のディフェンスに難があるということ。さらにテイクダウンされるとそこからのリカバリーがないという弱点を持つ。
プレスしていくカショエイラ。詰めてくるところにジヨンがパンチを合わせる。ジヨンのパンチを貰ったが打ち返すカショエイラ。左がヒット。さらに攻めるカショエイラ。ヒット数は同じくらいだが出るのはカショエイラ。ジヨンは先手が取れない。残り10秒でカショエイラタックル。テイクダウン。ジヨンの立ち際に肘を入れるカショエイラ。ホーン。
1Rジヨン。
2R。右を打ち込もうとするカショエイラにカウンターの右を入れたジヨン。ジャブ、ワンツー。前に出てきたジヨン。ジャブからワンツー。カショエイラのパンチを交わしてジヨンがパンチをヒットさせていく展開が続く。前に出ていくが手を出しても空振りとなるカショエイラ。強引に詰めて左右のパンチを入れていくカショエイラ。ホーン。
2Rジヨン。
3R。玉砕覚悟で出たカショエイラ。左右のパンチがヒット。ケージに詰めて打ち込むがジヨンのパンチを貰い動きが止まった。ラッシュで全エネルギーを使ってしまたtか。ジヨンがパンチを入れていく。左右のパンチがヒット。もらっても打ち返すカショエイラだが、パンチに力がない。手数も減ってきた。ジヨンの右フックが顔面にヒット。さらにもう一発。しかし引かないカショエイラが右肘を打ち込んでいく。ひたすら右肘。ジヨン肘で大きくカット。ケージに押し込み肘。ジヨン下がりながらもパンチを出していくか、ひたすら出るカショエイラ。タイムアップ。
三者29-28でカショエイラ勝利。
1・2Rはジヨンだと思ったし、3Rもどちらかと言えばジヨンかと思ったが…。
メディアのジャッジはほぼ29-28ジヨン。ただ、個々のジャッジを見ていくと、1R~3Rのうちどれかをカショエイラが取っているという評価で、そう考えると割れるのはそこまでおかしくはない…のか?
#UFCVegas49 Official Scorecard: Ji Yeon Kim vs Priscila Cachoeira (@PedritaUFC)
— UFC News (@UFCNews) 2022年2月27日
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ジャッジは三者とも1、3Rカショエイラ、2Rジヨン。スタッツでは3Rすべてでジヨンが圧倒している。