160ポンド契約。RDAは6位。
もともと2週間前のメインでRDAとラファエル・フィジエフの試合が組まれていたが、フィジエフのビザの問題で今大会にノンタイトル戦5分5Rのままスライド。しかし今週に入ってから、アメリカに入国したフィジエフが新型コロナウイルスを発症し欠場。急遽、先月試合したばかりのヘナト・モイカノとの160ポンド契約体重マッチに変更となったが、5分5Rというのはそのままに。
元ライト級王者で、タイトル陥落後はウェルター級に上げ、コビントンとの暫定王座決定戦にまで進んだRDA。しかし、レオン・エドワーズとマイケル・キエサに敗れて連敗となり、昨年11月のポール・フェルダー戦で再び階級を戻している。前回も本来はイスラム・マカチェフ戦の予定だったのが、直前でマカチェフが欠場して代役のフェルダーと対戦した。内容は僅差でRDAが勝利したものの、フェルダーはその試合後に引退を表明している。37歳。
急遽抜擢されたモイカノはライトに上げてから3勝1敗。負けた相手はラファエル・フィジエフ。フェザー級では6勝3敗だったが、3敗の相手はブライアン・オルテガ、ジョゼ・アルド、ジョン・チャンソンと、全員がタイトル挑戦経験者。キャリアでKO勝ちはないが、打撃も普通にうまく、ダメージを与えた末に、最終的にはチョークで仕留めている。現在、勝った試合は4連続チョークでの一本勝ち。UFCでは初の5Rマッチとなる。
蹴り、パンチを見せるモイカノ。RDAが組みに行くと逆にケージに押し込み四つに。バックに回るモイカノ。背中に乗ってのチョークを狙ったが、RDA回らせず離れた。パンチを放つモイカノだがRDAがシングルレッグでテイクダウン。すぐに立ち上がるモイカノ。RDA左ハイ。パンチで出たところにモイカノタックル。しかし止められた。逆にRDAがモイカノが出てくるタイミングでタックル。テイクダウン。サイド。ハーフにしたモイカノ。フルガードまで戻すがRDAがインサイドから肘。パウンド。打ち込みながらハーフに。攻め続けるRDA。肘。パウンド。モイカノはディフェンス一辺倒。ホーン。
1RはRDA。かなりハイペースだが、5R持つのか。
2R。RDA左フック。モイカノもパンチを打ち込む。RDAシングルレッグ。こらえたモイカノ。RDAの左がヒット。モイカノも右を打ち返すが、RDAがタックル。スタンドでバックに回った。正対したモイカノに肘を入れて離れる。モイカノ四つに組んでクラッチしたが引き剥がしたRDA。モイカノがパンチで出るところにダブルレッグ。テイクダウン。モイカノ疲れが見える。背中を付けた。ハーフ。ガードに戻したモイカノだが、下からただディフェンスするのみ。肘を落とすRDA。ホーン。
2RもRDA。
3R。パンチを打ち込んでいくRDA。RDAのパンチを貰っているモイカノだが打ってこいとアピール。しかし手数で圧倒されている。左ハイ!効いた!バックに回って殴るRDA。ガードを取るモイカノだが鉄槌連打。全部もらっているモイカノ。なんとかハーフでホールディングして落ち着いたがまだダメージがあるか。ガードに戻したが、肘をもらいまたハーフに。モイカノもはや凌ぐのみ。ハーフから肘。残りわずかで肩固めを狙ったRDAだがホーン。
3Rは10-8RDA。開始前にモイカノの左目がふさがっていてドクターチェックされるが続行。
4R。パンチを打ち込むモイカノ。モイカノもパンチを繰り出していくが、RDAタックル。テイクダウン。ハーフ。こうなるとこらえるのみのモイカノ。パウンド・肘で削っていくRDA。またカットするモイカノ。RDA押さえ込みからパウンド主体に。その分押さえ込みが弱まり立てたモイカノだがふらついている。ホーン。
4Rも10-8RDA。5R開始前に再度ドクターチェック。続行。
5R。モイカノ手を出していく。RDAシングルレッグのフェイントからアッパー。モイカノのpナチに合わせたタックルでテイクダウン。パスを狙うRDAを足で阻んで立ったモイカノ。RDAちょっと疲れたか。シングルレッグを狙ったところでバックに回ろうとしたモイカノ。回らせず離れたRDA。少しスピードが落ちているRDAだが、もう逃げ切りでいいだけ余裕がある。パンチで出るモイカノ。打ち合い。RDAも打撃戦に付き合っているがもらって距離を取る。残りわずかでRDAがタックルに入ったところでタイムアップ。
49-45、49-44、50-44の3-0でRDAが圧勝。
モイカノのタフネスもすごかったが、トップランカーとは力の差があった。