UFC272:第11試合・エジソン・バルボーザ vs. ブライス・ミッチェル

フェザー級。バルボーザ10位、ミッチェル11位。

UFC戦績がもう12年になるバルボーザ。ライト級ではタイトル挑戦直前までいったが跳ね返され、2019年よりフェザー級転向。初戦は接戦の末落としたが、その後2連勝。が、前回はギガ・チカゼとのキックボクサー対決で3RKO負けした。36歳と、この階級ではベテランの部類となる。

TUFの非公式戦では敗れているミッチェルだが、公式戦は現在負け無し。UFCでも5連勝中。レスリング経験があり柔術黒帯の、ゴリゴリのグラップラーで、14勝のうち一本勝ちが9回、KO勝ちはゼロ。マット・サイラス戦ではUFC2度目のツイスターでの勝利を決めた。パンチから流れるようにテイクダウンにつなげて攻めるスタイルだが、打撃には若干穴がある。

典型的なストライカー vs. グラップラーの試合。

サイドキックを見せるミッチェル。プレスしていく。バルボーザは強烈なインロー。ケージ際をサイドステップ。ミッチェル間合いの外でプレッシャーを掛けている。インローから右を入れたバルボーザ。またケージを背負う。抜け出した。距離を詰めたミッチェルのワンツーでフラッシュ気味にダウン!すぐ立つがミッチェルタックル。手をついて立とうとするバルボーザだが寝かされた。バルボーザのガード。ミッチェルはインサイドからパウンド、肘。休まない。バルボーザは耐えるのみ。立たせないように上から押さえつけているミッチェル。下から蹴って距離を作り立ったバルボーザ。残り35秒。ミッチェルはこのラウンド逃げ切り体勢で下がる。バルボーザの飛び膝はかわされた。ホーン。

1Rミッチェル。

2R。カーフキックを入れるバルボーザだがミッチェルタックル。テイクダウン。密着したまま殴るミッチェル。肘でバルボーザの顔面から出血。ケージに頭を押し付けて殴っていくミッチェル。バルボーザフックスイープで浮かせて立ったがバックを取られている。テイクダウンしたミッチェル。バルボーザはニーシールド。ミッチェルニアマウントに。残り1分。ハーフで押さえ込んでいるミッチェル。バルボーザ動けないまま時間が過ぎる。残りわずかで起き上がりパウンドを入れたミッチェル。ホーン。

2Rミッチェル。10-8あってもおかしくない。

3R。出ていくバルボーザだがややふらつき気味。蹴りが交錯して下になったミッチェルだがバルボーザ立たせた。ミッチェルタックル。テイクダウン。またインサイドで密着したまま削っていく。バルボーザ三角。しかしクラッチが不完全なまま、ミッチェルが持ち上げて外しまたガードに。足関を狙ったバルボーザだが、防がれクォーターマウント。パウンドを入れるミッチェル。マウント。バルボーザはハーフに戻すのが精一杯。肘を落とすミッチェル。タイムアップ。

30-25、30-26、30-27の3-0でミッチェル勝利。

2R・3Rは一方的だったので10-8ついてもおかしくない。ミッチェルがバルボーザにほぼ何もさせない圧勝。

タイトルとURLをコピーしました