ミドル級。
キックでGloryミドル級&ライトヘビー級王者となったペレイラ。MMAは2015年・16年に3試合していたが、本格転向した2020年の1試合(4勝4敗の相手に1RKO勝ち)のみでUFCと契約。初戦はUFC1勝1敗のアンドレアス・マイカライリディス相手に組み付かれてケージに押し込まれる展開から抜け出せなかった1Rを終え、2R序盤に飛び膝をヒットさせてのKO勝ち。しかし、1Rの攻防を見る限り、MMAへの対応については大きな疑問が残る。
ブルーノ・シウバはUFCとの契約後、いきなり禁止薬物使用発覚で2年のブランクが開いたものの、昨年6月のUFCデビューから半年で3連戦3連勝。こちらもキックがバックボーンで、22勝のうち19KO・判定勝ちが3つに対し、6敗のうち5つが一本負け。しかしMMAのキャリアは遥かに上だし、柔術では黒帯を持っている(ただし、UFCでの勝利後にもらっていたので、柔術の実力を認められて授与されたものなのかはわからない)。ペレイラにとっては初戦より遥かに厳しい相手になりそうだが。
リーチに勝るペレイラが距離を取る。飛び込んでパンチを入れたシウバだが、ペレイラはロー、ミドル。ワンツー、膝を入れたペレイラ。シウバ間合いを詰めパンチを打ち込む。ペレイラの左がヒットするが下がらないシウバ。ミドルを入れるペレイラにパンチを返す。シウバ一転してタックル。テイクダウン。しかし寝かされる前にケージを使い立とうとするペレイラ。残り1分。ペレイラ立ったが立ち際にシウバが膝。引き剥がしたペレイラ。近い間合い。パンチを打ち込むがシウバも打ち返す。ペレイラの左フックがヒット。ラッシュしたペレイラだがシウバ凌いだ。ホーン。
1Rペレイラ。
2R。ジャブを入れていくペレイラ。シウバは間合いに入れない。距離を詰めたがペレイラの右フックをもらった。パンチを入れていくペレイラ。シウバも距離を詰めて右ボディ。さらに同じタイミングでタックルに。テイクダウン。しかしペレイラすぐにバックを取らせて立つと正対。シウバダブルアンダーフック。テイクダウンを狙うがケージでこらえるペレイラ。膝。肘を入れて離れた。ペレイラボディに膝。また組んでケージに押し込むシウバだが引き剥がす。ペレイラがパンチをヒットさせるがシウバ下がらない。残り1分。シウバのパンチ連打がヒット。ペレイラジャブで近寄らせない。ペレイラ飛び膝。シウバパンチ連打から蹴りを放つがスリップダウン。残りわずかでガードに入ってパウンドを落としたペレイラ。ホーン。
2Rペレイラ。
3R。パンチ連打で出たシウバがタックル。しかし切られた。シウバカーフキック。少し嫌がるペレイラ。ケージに押し込んだシウバ。しかしテイクダウンは奪えず。引き剥がしたペレイラのパンチがヒットし効いた!ケージに詰めてパンチ・膝のラッシュ。シウバ効いているが打ち返して凌ぐ。しかしタックルは切られる。ふらつきながらも打ち返して組み付いたシウバ。ケージに押し込みパンチを入れる。スタンドバック。時間がないので放してパンチを打ち込んだシウバだが、ペレイラのパンチを貰い効いた。ペレイラまたラッシュ。打ち返すシウバ。タイムアップと同時に膝を着くシウバ。
ペレイラ、UFC2戦目は判定となったが完勝。Gloryでアデサニヤを下しているだけに、MMAでもアデサニヤ相手を倒せる可能性があるが、これからゴリゴリのグラップラーをクリアしてそこまでたどり着けるか。