『UFC Fight Night 204』で対戦しないパディ・ピンブレットとイリア・トプリアがホテルで乱闘騒ぎ/トプリア「ピンブレットはジョージア人をバカにした」

MMA
Video: Punches fly as Ilia Topuria, Paddy Pimblett get into UFC Fight Night 204 fight week altercation in London(MMAJunkie)



 3月15日に『UFC Fight Night 204: Volkov vs. Aspinall』で選手が宿泊したホテルでパディ・ピンブレットとイリア・トプリアが乱闘騒ぎを起こした時の動画。ピンブレットはカズラ・ヴァルガスと、トプリアはジェイ・ハーバートと対戦します。共にライト級での試合ですが、トプリアは普段はフェザー級で戦っており、今回はショートノーティスだったことからライト級で戦います。

 乱闘騒ぎの後にトプリアはツイッターで「俺は警告してたぞ! 俺や俺の祖国をバカにするからこうなるんだ! チームのみんなに感謝しろ。引き離されなかったらお前の頭を吹っ飛ばしてた」とコメント。これに対しピンブレットは「5人の仲間を引き連れて、一発も当てられず、消毒液のボトルを頭に当てたピエロ野郎が何言ってやがる」と返答しています。


 この乱闘には伏線があり、パディ・ピンブレットは約1年前にツイッターで「ジョージア人はどれだけバカなんだ…ロシア人が彼らの生活を脅かしても不思議じゃないね(笑)」とコメント。2008年のロシア・グルジア戦争をからかったことからバッシングを浴びて謝罪に追い込まれたことがありました。

南オセチア紛争(2008年)(Wikipedia)
 2008年の南オセチア紛争(みなみオセチアふんそう、South Ossetia conflict)または南オセチア戦争(South Ossetia War)、別名ロシア・グルジア戦争(Russian-Georgian War)は、2008年8月7日から8月16日にかけて起こったジョージア(グルジア)とロシア連邦間の戦争。ロシア側には分離派の南オセチアやアブハジアも参戦した。21世紀最初のヨーロッパの戦争とされる。陸戦、航空戦、海戦の全てが行われた。

 名称は他に、グルジア・ロシア紛争という名称もあり、別名8月戦争(August War)、5日間戦争(Five-Day War)ともいう。日本では単にグルジア戦争ともいう。

 ロシア・グルジア戦争についてはこちらを参照。UFCと契約する前の発言だったとはいえ、今なら即リリースされてもおかしくないでしょう。トプリアは「あの戦争で多くの罪のない人たちが死んでいる。俺の家族や多くの同胞が亡くなっているので辛いテーマだ。そして、それを笑いものにするヤツについて、俺は何と言えばいいのか。彼はバカで未熟だ。もし彼が、俺が彼を見たら一歩引き下がる思ったら、それは大きな間違いだ。彼は出会わないように祈るべきだ。俺の気が狂ってしまうからな」とコメントしています。

Ilia Topuria wants to fight Paddy Pimblett for poking fun at Russo-Georgian War: 'Family members of mine died'(MMAJunkie)

 こちらでもイリア・トプリアが以下のコメント。

「もちろん彼と対戦したい。ジョージア国民としての名誉とプライドに懸けて戦いたい。オクタゴンの外で彼を殴ったところで俺が治療費を払わなきゃいけないが、中だったら彼の頭を殴った上にお金も貰えるからな」
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