UFC on ESPN+62:第5試合・シャミル・アブドゥラヒモフ vs. セルゲイ・パブロビッチ

ヘビー級。アブドゥラヒモフ10位。パブロビッチは15位だったが現在ランク外へ。ロシア勢同士で、今大会で数少ない地元勢が絡まない試合。

ロシア・ダゲスタンのアブドゥラヒモフはUFC5勝4敗。散打・キック・レスリングのバックボーンがある。前戦までに長期のブランクがあり、約3年間勝利がないが、ヘビー級ランカーのリリースによってまだランキングをキープしている。前戦はクリス・ドーカスのスピードについていけず、2RKO負け。40歳。

パブロビッチは29歳とヘビー級では若い。同じくロシア出身。UFC初戦はアリスターにKO負け。2戦目はUFCデビューの相手にKO勝ちすると、それだけでランキング入り。前戦では同じランカーのモーリス・グリーンと対戦し、序盤の打撃のラッシュでダウンを奪いKO勝ちで2連勝とした。が、そこから怪我やビザの問題で欠場を繰り返し、2年半ぶりの試合となる。欠場中に前回対戦したグリーンは4試合行い、すでにリリースされている。ランキングからもさすがに外れた。グレコローマンレスリングから格闘技を始めて、兵役の際にコンバットサンボを学んだ。

ジャブで出るパブロビッチ。アブドゥラヒモフが右の大振りで出たがパブロビッチがカウンターを入れる。パンチから組み付くアブドゥラヒモフだが引き剥がされる。パブロビッチが飛び込んでアッパー!ヒットしアブドゥラヒモフダウン!パウンドを落とすとアブドゥラヒモフ亀に。バックからパウンドを入れるパブロビッチ。亀の状態で打たれたままだと止められるが、打たれながらも動こうとしていたアブドゥラヒモフ。しかしまたパウンドをもらう。微妙なタイミングでレフェリーストップ。

当然納得行かないアブドゥラヒモフだが、抗議しても後の祭り。パブロビッチの勝利を素直に称える。レフェリーはもうちょっと見ても良かったのでは。

2年半ぶりの復帰戦でランカーを下したパブロビッチ。

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