UFC273:第3試合・アレクセイ・オレイニク vs. ジャレッド・バンデラ

ヘビー級。

UFC最年長44歳のオレイニクだが、現在3連敗中で、ランキングからも外れてリリースの危機。1990年台・2000年台・2010年代・2020年代の4ディケイドで勝利した初の選手(日本人では大石真丈が昨年勝利して達成している)。パワーを活かしたグラップラーだが、ここのところ打撃を打ち込まれてKOされる試合が増えている。2週間前にイリル・ラティフィとの試合が組まれていたが、ラティフィが急病により欠場し、試合が消滅していた。

バンデラはここまでUFC1勝3敗と、こちらも崖っぷち。負けた試合ではテイクダウンを奪われるとパウンドを打たれてのKO負けが多い。前回も同じく43歳のベテラン・アルロフスキーと対戦したが、スタンドでの手数が少なくスプリット判定負け。

ジャブで近づかせないバンデラ。オレイニクが右を打ち込む。タックルへ。しかし距離があり切られて膝をもらう。またジャブを入れるバンデラ。四つに組んだオレイニク雑な引き込み。しかしバンデラこらえた。Xガードからスイープを狙うオレイニクだがバックを取られる。反転して上になるオレイニク。バンデラ三角。が、外したオレイニクがパス。逆にバックマウント。正対するバンデラだが上をキープするオレイニクが得意のスカーフホールド。パワーで絞め上げるとタップアウト!

連敗を止めて生き残った最年長オレイニク。あの雑な引き込みはランカークラス相手だと厳しいが、それでも打撃で打ち合うよりは良かったか。

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