UFC273:メインイベント・アレクサンダー・ヴォルカノフスキー vs. ジョン・チャンソン

王者ヴォルカノフスキーは3度目の防衛戦。代役でタイトル挑戦となるチャンソンは4位。

昨年は3月に予定されていたオルテガ戦がコロナ感染のため9月に延期。3Rに三角に捕まるピンチがあったが、それ以外は圧倒して大差判定勝ち。UFCデビューからは10戦全商、キャリアでの負けも1度のみ。UFCデビュー戦では粕谷裕介にKO勝ち、次戦では廣田に完勝。PXC時代には矢地祐介から三角絞めで一本勝ちしている。本来は過去2度戦い接戦となったランキング1位マックス・ホロウェイとの3度目の対戦だったが、ホロウェイが負傷欠場。

戦極で石渡に勝ち、金原に負けているチャンソンは、WECではレオナルド・ガルシア戦での微妙な判定負け含め2連敗だったが、UFCデビュー戦でガルシアとリマッチが組まれると、UFC史上初のツイスターでの一本勝ち。さらにマーク・ホーミニックに7秒KO勝ち、ダスティン・ポイエーにダースチョークで勝利と、3連続フィニッシュ&ボーナス獲得したのが10年前。2013年8月、今回同様アンソニー・ペティスの負傷で当時の絶対王者ジョゼ・アルドへの対戦のチャンスをつかむも、肩を負傷して4RKO負け。翌年から兵役でブランクが開いたが、復帰後はかつてと変わらない勢いで、残り1秒でのKO負けとなったロドリゲス戦以外は1RKO勝ち。が、ブライアン・オルテガには打撃でリードされ続ける展開で判定負けを喫すると、前回はダン・イゲ相手に安全運転のスタイルで、勝った試合では初めてボーナス獲得ならず。再起を果たしたものの、期待感は薄れ、今回のオッズも大差でアンダードッグ。

ジャブで飛び込んだチャンソンだが、打ち終わりにヴォルカノフスキーの右がヒット。間合いを詰めたチャンソンが左右のパンチを放つが、また打ち終わりにヴォルカノフスキーのパンチを貰う。ミドルを入れたヴォルカノフスキー。飛び込んだところにチャンソンが打ち返す。ジャブを入れるヴォルカノフスキー。チャンソンの顔が赤く腫れ鼻血。ワンツーを入れたヴォルカノフスキー。ちょっと効いたか。チャンソン間合いを詰めたが組んだヴォルカノフスキー。テイクダウン。すぐにリカバリーして立つチャンソン。ヴォルカノフスキーが押し込み。離れたチャンソン。残り30秒。詰めていくチャンソン。チャンソンの打ち終わりにヴォルカノフスキーのワンツーが入りダウン!すぐ立ったがカーフックで足を払われる。ホーン。

1Rヴォルカノフスキー。チャンソンは早めに勝負をかけないと一方的になる。

2R。前に出ていくチャンソン。飛び込んで左。カーフキック。チャンソンの飛び込みにジャブがカウンターでヒット。チャンソン前蹴りから左ストレート。初めてクリーンヒット。ヴォルカノフスキー飛び込んで右!効いた!ふらついているチャンソン、左右のパンチを振り回すが、ヴォルカノフスキーは冷静にタックル。テイクダウン。ハーフからパウンド。なんとか立った。しかし確実にダメージが有る。タックルに入るヴォルカノフスキー。押し込みから肘。離れた。ヴォルカノフスキー大外テイクダウン。下から蹴って立った。チャンソン出る。パンチを合わせるヴォルカノフスキー。ホーン。

2Rヴォルカノフスキー。場合によっては10-8。

3R。チャンソン出ていくがヴォルカノフスキーのパンチを貰う。出ていくがヴォルカノフスキーのパンチがヒットし続けている。ヴォルカノフスキータックル。切りかけたが倒された。すぐに立って正対したチャンソン。離れる。かなり消耗しているチャンソン。飛び込みにカウンターを合わされるチャンソン。左が入りチャンソンダウン。パウンド。残りわずかでなんとかしのいだ。ホーン。

3Rヴォルカノフスキー。勝機が全く見えない。

4R。やはり出ていくチャンソンだが、ヴォルカノフスキーの右をもらいぐらついたところでレフェリー止めた。

スタンディングでのストップだが妥当。

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