ウェルター級。バーンズ2位、チマエフ11位。
ある意味タイトルマッチ以上に注目されているカード。ライト級では6勝3敗だったバーンズは、ウェルターに上げると4連勝でカマル・ウスマンのタイトルに挑戦。しかし3RKO負けでタイトル獲得ならず。ウェルター級に上げてからは打撃で勝負するストライカーになっている。前戦ではストライカーのスティーブン・トンプソンに対し、組みと打撃を混ぜて対抗し判定勝ち。
2020年にUFCデビューしたチマエフは、デビュー戦で一本勝ちすると、わずか10日のインターバルで連戦しKO勝ち。さらに2ヶ月後にはジェラルド・マーシャートにもKO勝ちして3連勝。人気も急上昇し、年末にはレオン・エドワーズとの対戦が組まれるまでに至ったが、チマエフがコロナに感染し欠場。一時は引退を口にするほど重い症状で、1年以上欠場することに。しかし、復帰戦ではランカーのリー・ジンリャンにタックルからコントロールしてのチョークで一本勝ちして復活。今回もランキング2位のバーンズ相手に大幅なフェイバリット。が、ここまでハイレベルな打撃・柔術のスキルを持つ相手とは初の対戦となる。
前蹴りで詰めていくチマエフ。タックルへ。バーンズ右を合わせたがそのまま押し込んだチマエフ。シングルレッグ。片膝をつかせた状態でこあえるがパンチを打ち込むチマエフ。寝かせようとしたチマエフだがバーンズ立ってスタンドバックの体勢へ。スクランブルで脱出しようとしたバーンズ。ガードを取る。チマエフ立ってスタンドに戻す。バーンズのカーフキックで足が流たチマエフだがパンチで出る。右がヒット。今度はバーンズの右。左右のパンチを入れたチマエフ。打撃戦。チマエフちょっと手数が少ない。それでも詰めていく。ケージを背負ったバーンズにワンツー。チマエフカーフキック。バーンズ左ミドル。が、チマエフのジャブが入りバーンズダウン！チマエフ鉄槌連打！が、下から殴り返すバーンズ。腕十字を狙うがディフェンスするチマエフ。下から蹴って立った。バーンズダメージはないのか出ていく。パンチを入れる。ホーン。
1Rチマエフ。
2R。距離を詰めるバーンズ。タックル。切ったチマエフ。距離を詰めたバーンズだがチマエフが右カウンター。ジャブで出るチマエフだがバーンズの右がヒット。ガツガツした打撃戦。カーフキックを連打するバーンズ。バーンズパンチからシングルレッグにつないだが切ったチマエフ。アッパーで飛び込んだバーンズだがスリップ？膝をついた。バーンズがチャンスと見てパンチのラッシュ。クリンチしてアッパーを入れるバーンズ。両者かなりスタミナを使ったか。バーンズワンツー。右の相打ち。バーンズタックル。切ったチマエフ。バーンズすぐにガードを取ると下から蹴って立った。残り1分。チマエフパンチが大振り。右ボディを入れたバーンズ。チマエフも右をう打ち込む。アッパー。最後にラッシュ。右フックが顎にヒット。さらにバーンズの右でなぎ倒され、膝をついたチマエフ。バーンズついサッカーボールキックを放つが、チマエフタックルへ。ホーン。
2Rバーンズ。
3R。余力はどちらがあるのか。チマエフ手を出していく。スイッチしながらジャブ。バーンズケージを背負った。シングルレッグに入るバーンズ。こらえたチマエフ。引き剥がす。バーンズガス欠か。ケージを背負ったバーンズにパンチ・膝のラッシュ。クリンチで凌ぐバーンズ。死闘。両者ふらつきながらパンチを出していく。またプレスしてケージまで下がったバーンズ。そこからパンチを出していくがチマエフアッパー。パンチ連打で出るチマエフにバーンズ左右のフックを返す。残り1分。強打を入れるバーンズ。右の3連だ。大振り。ここでまだ倒せるパンチがある。チマエフアッパー。チマエフの飛び膝を前蹴りで防ごうとしたが押し込まれてスリップダウンするバーンズ。チマエフタックルに。タイムアップ。
判定29-28でチマエフ勝利！
初の判定となったチマエフ。1Rダウンを奪った時はこのままいくかと思われたが、2Rにダウンを奪われ追い込まれたところから盛り返した。底力がある。
3Rはどちらに入ってもおかしくない内容だった。バーンズも最後まで倒せるパンチを放っていった。負けたが決して評価は落ちない内容。
