PANCRASE327:セミファイナル・秋葉太樹 vs. 鶴屋怜

フライ級。3位秋葉。

軽量級ながら3試合連続KO勝利したこともあるフィニッシャーの秋葉だが、Road to ONEで清水清隆にKO負け、南アフリカのルサンド・ビコにはテイクダウン・バックを奪われる展開で判定負け。コロナ後の復帰戦となった昨年5月のフライ級暫定王座決定トーナメント一回戦では、優勝した小川にパンチでぐらつかせる場面もあったが、やはり3Rにテイクダウン・バックを許し判定負けで3連敗中。

パラエストラ千葉ネットワーク代表・鶴屋浩の息子19歳の鶴屋は昨年DEEPでデビューすると、3試合ともフィニッシュし3連勝。日本版AJ・マッキーとも言うべき注目選手だが、今回、パンクラス初参戦で初めてトップクラスとの対戦となる。3位秋葉に勝てば、次戦で一気にタイトル挑戦のチャンスを掴んでもおかしくない。アメリカのスポーツエージェントとも契約し、6月のRoad to UFCのトーナメントにもチャンスがあれば出てみたいとのこと。

鶴屋いきなりタックル。押し込んで投げを狙う。秋葉こらえている。バックを狙う秋葉。腕十字!腕が伸びたがすぐに体をまたいでディフェンスした鶴屋。秋葉立つとスタンドバックについた鶴屋。背中に乗っていく。腕をつかんで前に落とそうとした秋葉だが鶴屋バックキープしチョーク。喉元に入っているが引手をつかんで防いでいる秋葉。反転して上に。しかしすぐ上を取り返す鶴屋。バックに回ると秋葉の右手ごと足でロック。片腕が使えない秋葉にチョーク!タップアウト!

初参戦でランキング3位の秋葉に1Rフィニッシュ勝利。秋葉も簡単にはやられなかったが、それだけに鶴屋の強さを引き出した。

「思ったより強くてけっこう苦戦しちゃったんですけど、フィニッシュできて良かったです。1Rで勝ったんで、タイトルマッチお願いします」

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