ヘビー級。先週組まれていたカードだが、試合当日のメディカルチェックでシャーマンにストップがかかり中止に。些細な問題とのことで、1週間後に延期となっている。
モルドバのロマノフはここまでキャリア15戦全勝、UFCでも4連勝中。しかしここまではまだ前座クラスの相手としかやっておらず、攻めが雑。レスリングバックボーンだがテイクダウンも雑。上位相手に通用するかはまだわからない。
シャーマンはUFC2連敗→2連勝→3連敗でリリースされたが、コロナ禍の人手不足の中で再契約。同じくドサクサで契約したアイク・ヴィラヌエバにKO勝ちしたが、そこから3連敗。やはりUFCでは最下層レベル。前回の試合が契約最終試合で、リリースを通告されたが、そこから数日後に欠場選手の代役としてダイレクト再契約を果たした。ロマノフもそこまで強い選手というわけではないが、ここまで無敗で、対するシャーマンはUFC最下層レベルのため、オッズは今大会一番の大差となっている。
ロマノフいきなりタックル。ケージ際で尻クラッチしてテイクダウン。バックを取らせて立ったシャーマンだが、ロマノフジャーマン!投げて押さえ込んだ。パウンド。ケージで立ったシャーマンだが、すぐにシングルレッグで倒した。テイクダウン後すぐパスしてサイド。マウントへ。シャーマン、下から高田クラッチでディフェンスするが、引き剥がされパウンドをもらう。アメリカーナ。シャーマンタップ!
下馬評通りの決着。リリース直後に再契約を果たしたラッキーボーイ・シャーマンだったが、いきなりタックルに入られ得意の打撃の展開に持ち込めないまま敗戦。試合ではラッキーは起こらず。