UFC on ESPN35:第2試合・ナタン・レビー vs. マイク・ブリーデン

ライト級。

フランス生まれのイスラエル人で、現在はアメリカのシンジゲートMMA所属のレビー。伝統派空手がバックボーンで、日本への滞在経験もある。イスラエルで空手道場を開いていたがMMAに転向。転向後は極真空手を始めた。当然打撃も出来るが、キャリア6勝のうちフィニッシュ勝利した3試合はいずれも一本勝ち。昨年11月のUFCデビュー戦は、0勝2敗の相手にテイクダウンを7度も奪われる展開で判定負けし、7戦目でMMA初黒星。

ブリーデンは昨年10月に直前の欠場選手の代役としてUFCデビュー。2020年にコンテンダーシリーズに出場したがその時は判定負けで契約ならず。UFCデビュー戦は減量が間に合わずキャッチウェイトになった上に、元ランカーのアレクサンダー・ヘルナンデスにパンチで1R1分20秒でKO負け。

ともにUFC初戦で敗れており、UFCレベルにあるかわからない者同士。

いきなり組みついたブリーデン。テイクダウン。ケージを使って立ったレビー。離れる。ハイをキャッチして倒したブリーデンだが、下からヒールを狙うレビー。足を引き抜いて離れて立つブリーデン。パンチで出ていくブリーデン。ミドルを入れるレビーだが、組んで膝を放ったブリーデン。ローブロー。タイムストップ。パンチで出るブリーデン。ケージを背負ったレビーにパンチ連打。レビーのハイをキャッチして倒したブリーデンだが、レビーはまたヒールを狙う。また足を抜いて立つブリーデン。残り40秒でレビーがタックル。テイクダウン。立ったブリーデンだがスタンドバックから投げて倒した。バックから脇腹に膝。立ったところで左ハイをヒットさせる。ホーン。

1R終盤の攻防でレビー。

2R。パンチで出たブリーデン。ケージを背負ったレビーにボディを打ち込む。レビーシングルレッグ。テイクダウン。バックに付くが、ケージ際まで移動したブリーデンが立つ。レビーが投げて倒すがすぐにブリーデンが立つ展開が続く。ブリーデンようやく正対し、逆にテイクダウンを狙う。ボディロック。引き剥がしたレビー。ブリーデンが出てくるところにミドル。さらにタックル。しかし倒せず離れる。疲れが見えるレビー。ケージに詰めてパンチを打ち込むブリーデンだが、左ミドルをもらって効いた!交代するブリーデン。組んでテイクダウンしたレビーがパウンド。投げて倒す→立たれるの繰り返し。残り30秒。ブリーデン立ってようやく正対。離れて下がるレビー。ブリーデンが出ていくがレビーはこのラウンドは逃げ切りで下がる。ホーン。

2Rレビー。

3R。逆転を狙ってパンチで出るブリーデン。レビータックル。止められた。膝を入れて離れるレビーだが、また詰めていくブリーデン。距離を詰められると下がるレビー。ケージを背負う。ボディを打ち込んだブリーデン。レビータックル。倒せないと引き込むが付き合わず立つブリーデン。またパンチを入れるブリーデン。ボディ連打。レビーシングルレッグ。倒せず。かなり疲れているレビー。またタックルを切られて引き込む。付き合わず他tうブリーデン。ボディを打たれたレビー。効いた。シングルレッグ。切られる。ケージに詰めてラッシュするブリーデン。肘。ボディ連打。なんとかしのいでいるレビー。出てくるブリーデンだがレビーのパンチが入りブリーデンダウン!すぐ立つがパンチで出ていくレビー。シングルレッグ。しかし倒せず離れた。が、足を止めての打ち合いでパンチを当てるレビー。組んでスタンドバックに付いたブリーデンだが残り5秒で放してパンチを打ち込む。タイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でレビー勝利。

武器が蹴りのレビーは距離を詰められパンチを打ち込まれるとすぐに下がってしまうが、組んでテイクダウンをすると強い。しかし3Rはスタミナ切れでテイクダウンを奪えず。開き直ったパンチの打ち合いで打ち勝ってなんとか勝利をものにした。

ブリーデンはボディを効果的に使い、3Rは明らかに効かせていたものの、逆にパンチを貰ってしまい逆転ならず。

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