ウェルター級。
43歳、ウェルター級最年長・UFCでは2番目の年長となるトリナウド。UFC17勝7敗。2年前まではライト級で戦っていて、ランキングに入ったこともあったが、体重オーバーを機にウェルター級に上げた。初戦はムスリム・サリコフに敗れたが、2戦目で3勝2敗のドワイト・グラント相手に判定勝ち。KO勝ちも多いが、それ以上に判定勝ちが多い地味なスタイル。
イギリス生まれのロバーツも中堅のポジション。UFC7勝4敗。ボクシングから格闘技を初めて、後にMMAに転向。前戦は2年のブランク明けの試合だったが、UFC5勝1敗のラマザン・エメエフ相手にメディアのジャッジのほとんどがエメエフを支持する内容だったとはいえ、判定勝ちで2連勝中。
プレスするトリナウド。ロバーツがハイを空振りしてスリップダウン。立ち際にパンチを入れたトリナウド。組んでケージに押し込む。入れ替えるロバーツだがトリナウド首相撲から肘を入れる。前に詰めていくトリナウド。積極的。ロバーツ飛び膝。バックステップでかわされたが左を入れるロバーツ。しかしまたトリナウドが出てきた。左オーバーハンドがヒット。また詰めていく。ロバーツのパンチに左フックをかぶせる。左ボディを入れたトリナウド。ホーン。
1Rは大きな差がない。
2R。出てきたロバーツだがトリナウドのジャブがカウンターで入り効いた!トリナウドケージまで詰めてパンチからタックル。こらえたロバーツ。離れる。またケージに詰めたトリナウド。左がヒット。左ボディ。腹があからさまに効いたロバーツ。さらに肘。クリンチに来たロバーツにトリナウドスタンディングギロチン。ロバーツ下になってディフェンス。ギロチンは外れたがトリナウドがサイドから肘を入れていく。ハーフに戻したロバーツだが、トリナウド肩固めを狙う。外れた。しかし肘を入れるトリナウド。亀になったロバーツのバックに回りパウンドを入れる。ロバーツ腕をつかんで立った。足を止めてのパンチの打ち合い。両者パンチを振り回している。ホーン。
2Rトリナウド。ロバーツも一方的にやられていた展開から終盤盛り返してきた。1Rが微妙だっただけにまだチャンスはある。
3R。ダメージは感じさせずに出ていくロバーツ。首相撲。ケージに詰めてパンチを入れる。離れた。ややここまでの積極性がないトリナウド。疲れか、勝っているという計算か。ケージに詰めたトリナウドが首相撲から膝。離れた。トリナウドジャブ。もらっているロバーツ。ロバーツがパンチで出てきたところにアッパー。さらに首相撲に捕らえるがロバーツアッパー。ケージに押し込むトリナウド。離れたがトリナウドがタックルへ。倒せないが時間を使う。タイムアップ。
29-28、30-26、30-27の3-0でトリナウド勝利。2Rは10-8をつけたジャッジもいた。
トリナウドは40代で階級を上げ、初戦は敗れたが2連勝。