UFC on ESPN+64:第8試合・フェリス・ヘリッグ vs. カロリーナ・コバケビッチ

女子ストロー級

女子ストロー級2番目に年長の37歳ヘリッグ。バックボーンはキック。4年前にコバケビッチに敗れてから3連敗中。前戦は膝前十字靭帯断裂による約2年のブランク明けで、ヴィルナ・ジャンジローバにテイクダウン→マウント→腕十字で一本負け。そこからさらに2年のブランクがある。この試合で負けたら引退することを公言している。

一方のコバケビッチは、6年前に現王者のナマユナスに勝利し、ヨアンナ・イェイジェイチックのタイトルに挑戦したが完敗。ヘリッグ戦で勝ったのを最後に、現在5連敗中。バックボーンはムエタイ。昨年8月にジェシカ・ペネに1R腕十字で敗れて以来の試合となる。

前回の対戦の際には両者とも勝った試合の後だったが、今回は両者ともにキャリア最多となる連敗中。前戦はコバケビッチが今成ロールや後転スイープなど、意外なグラップリングでの攻めを見せてスプリット判定勝ちした。

パンチで攻めるコバケビッチ。ヘリッグの蹴りをキャッチしてテイクダウンしたが、ヘリッグすぐ立った。離れて打撃戦。パンチの打ち合いから首相撲に捕らえたコバケビッチ。そのままケージに押し込むと、肘を入れて離れる。パンチからまた組み付いたコバケビッチ。スタンドバック。正対しようとするヘリッグに膝を入れると、片足フックしチョークを狙う。正対したヘリッグだが、また肘を入れて離れるコバケビッチ。残り30秒でヘリッグタックルへ。ボディロック。しかし倒せない。離れた。コバケビッチがパンチをヒットさせる。ホーン。

1Rコバケビッチ。

2R。パンチで出るコバケビッチ。右を当てたヘリッグ。コバケビッチは首相撲から肘。ヘリッグのタックルを潰して上を取ったコバケビッチ。ハーフからバックに回りチョーク。喉元に入っているが、やや真後ろではなく外れる。しかしなおもハーフバック。両足フックしバックマウントに。バックからパウンド。打ち込みながら隙を見てチョークへ。タップアウト!

コバケビッチ4年ぶりの勝利で生き残った。フィニッシュ勝利はUFCでは初めて。一本勝ちは8年ぶり。

ヘリッグはグローブを外しマットに置く。事前の宣言通り引退か。

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