ROAD TO UFC・エピソード4:第5試合・野瀬翔平 vs. ウリジ・ブレン

1回戦最終試合。バンタム級

野瀬は8勝2敗2分けの24歳。修斗ではノーランカー。負けた相手は現在PFL参戦中の工藤諒司と、RIZIN TRIGGER 2ndに出場した吉野光。海外での試合および国際戦はこれが始めて。今回の試合の約1ヶ月前に地元福岡での修斗公式戦が決まっていたが、キャンセルすることなく出場し、秒殺一本勝ちしている。柔道ベースだが、3月にはキックの試合にも出場し1RKO勝ちした。

ブレンはROAD TO UFC出場者唯一のUFC経験者。2017年から2019年まで出場したが3戦全敗でリリースされた。バックボーンはレスリング。リリース後は武林風などで4勝1敗。

勝者は優勝候補のキム・ミンウと対戦する。逆ブロックはいずれも日本人の風間・中村が勝ち上がっている。

ロー、ミドルを蹴る野瀬。ブレンがミドルをキャッチしたが振りほどいた野瀬。蹴りが交錯し、野瀬の蹴りがローブローに。再開。野瀬バックブローを見せる。ブレンの前蹴りをキャッチしたが放した。野瀬タックル。受け止めてケージに押し込む野瀬。投げを狙った瞬間、こらえたブレンの膝が外れて倒れた。レフェリーストップ。

まだこれからというところではあったが、野瀬が準決勝に進出。バンタム級は3人の日本人選手が全勝。

ROAD TO UFC、トーナメントの国別勝敗数。
韓国:5-1(+不戦勝1)
日本:4-3
中国:3-4
インドネシア:1-4
タイ:1-0
インド:0-1(+不戦勝1)
フィリピン:0-1

韓国勢唯一の敗戦は松嶋こよみに敗れたホン・ジュニョンで、それも楽な試合ではなかった。さらに戦わなかったキム・ミンウもバンタム級の優勝候補。

日本勢はSASUKEの負けがショッキング。そして宇佐美の試合が見たかった。それでもトータルで勝ち越し。バンタム級は確実に決勝まで日本人が残るので楽しみ。

中国勢は戦績のみでは海のものとも山のものともつかなかったが、結末はアクシデント込みだったもののSASUKEに勝ったイー・ジャーは強かった。

国別で4番目に多かったインドネシア勢だが、急遽出場のインド人に勝った1勝のみで、内容を見てもUFCを争う場に出てくるレベルではなかったか。

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