UFC on ESPN8:ファイトボーナス/総評

  • ファイト・オブ・ザ・ナイト:ソン・ヤドン vs. マルロン・ヴェラ
  • パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ミゲール・バエザ、コートニー・ケイシー

メインはアリスターの珍しい逆転勝ち。逆転負けは良く見るが、今回はKO寸前で諦めずに凌いだのが勝利につながった。ハリスはちょっと焦ってラッシュしすぎたのか、一気に失速。あそこで勝負を決めに行く判断は間違いではないが、裏目に出てしまった。

フェザー級初戦のバルボーザは僅差判定負け。際どい2Rを落としたのが痛かったが、そうでなくても、このランクで3Rギリギリ逃げ切ろうというレベルでは、タイトル挑戦までは茨の道。慣れないフェザー級で消耗したのかもしれないが、今回はライト級での力をそのまま出すには至らなかった。強打のバルボーザによく向かっていったイゲが良かったという面もある。

ヤドンはドローになった前回よりも苦戦。前回は良さを消された試合だったが、今回は自分の良さを出しつつ、相手に上に行かれそうになっていた。3Rには珍しく打撃を避けてタックルに行く場面も。判定はメディアでも割れるくらいの僅差だったが、強く見えたのはヴェラだった。ヤドンはランキング上位で戦うにはまだ時間が必要かもしれない。

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