UFC on ESPN37:第4試合・マリア・オリベイラ vs. グロリア・ジ・パウラ

女子ストロー級。ブラジル人対決。

RIZINに出場経験のあるオリベイラ(2017年の女子スーパーアトム級GPに出場し、1回戦判定勝ち、準決勝で浅倉カンナに一本負け)。その後コンテンダーシリーズブラジルでもKO負け。ローカルで2連勝し、昨年10月にUFCデビューを果たしたが、日本に在住しSEI☆ZAに参戦していたタバタ・ヒッチにフルマークの判定負け。テイクダウンディフェンスとグラウンドテクニックに難がある印象だった。

パウラは2020年のコンテンダーシリーズで勝利しUFCと契約したが、初戦は元Invictaアトム級王者ジン・ユ・フレイに判定負け、2戦目はシャイアン・ベイズにテイクダウンからの立ち際にハイキックをもらってKO負け。前戦はUFC1勝1敗のディアナ・ベルビタ相手に接戦となったが、打撃の手数で上回っての判定勝ち。バックボーンはキックで、ブラジルのキック王者。

前進しながらパンチ連打で出たオリベイラ。パウラワンツーを入れたが、打ち終わりにオリベイラがまた連打を返す。パウラのパンチを貰ったオリベイラ、マウスピースが飛んだ。はめ直して再開。パウラが詰めてきた。首相撲から膝。離れる。オリベイラのパンチを冷静に距離を取りかわすパウラ。カーフキック。カーフキックをキャッチして倒したオリベイラだが、攻めずに立ってこいとアピールしスタンドに。挑発するオリベイラ。手数は出しているがパウラのパンチを貰っている。パウラまた首相撲に。ケージに押し込みシングルレッグに入ったオリベイラ。パウラこらえて肘。残りわずかで距離を詰めていくパウラだがオリベイラは離れる。ホーン。

1Rヒット数ではオリベイラだが、パウラが良いパンチを当てている印象があった。

2R。詰めたパウラの右がヒット。ステップしてジャブ。オリベイラ手数は出しているが空振りが多い。追っていくパウラ。パウラのワンツーがヒット。対するオリベイラの4連打はヒットしていない。パウラ右ボディから左。顔面にヒット。サークリングし続けるオリベイラ。追いかけて右ハイを入れたパウラ。オリベイラまた前進しつつパンチ連打を出していくが空振り。3連打をヒットさせたオリベイラだが、パウラが直後にタックルでテイクダウン。残りわずか。下からホールドするオリベイラ。ホーン。

2Rはヒット数でもパウラ。

3R。オリベイラ1Rのように前に出てパンチ連打を出す。パウラ冷静に距離を取ってかわしパンチをヒットさせていく。パウラタックルへ。しかしケージ際で差し替えしたオリベイラが逆にテイクダウン。パウラ下から肘を入れるが、オリベイラ自ら立ってスタンドにする。パンチ・飛び膝を出していくオリベイラ。パウラまた2Rのように出てきた。オリベイラまたサークリングに。ちょっと消耗したか。オリベイラタックル。倒した。立とうとしたパウラだが下に。が、オリベイラ結局自ら立つ。パウラが出てパンチを打ち込むとオリベイラタックル。オーバーフックして投げを狙ったパウラ。返そうとしたオリベイラだが下に。パウラパウンド。タイムアップ。

1,3Rは割れるかもしれない。

29-28、28-29、29-28のスプリットでオリベイラ勝利。

正直テクニックでは押されていたオリベイラだが、手数で押し切った。3Rのテイクダウンも(結局何もせず立っていたが)僅差の展開だったので効果的だったかもしれない。

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