ウェルター級。
元UFCランキング1位、Bellator王者のロリマク。昨年のPFL初戦は1Rチョークでフィニッシュ勝利。2戦目は結果にかかわらず決勝進出が決まっていたが、元UFCグレイソン・チバウにまさかのスプリット判定負け。決勝トーナメント初戦ではPFLのエース・レイ・クーパー3世にテイクダウンされ判定負けした。今年も初戦は1Rチョークで勝利し、現時点で決勝トーナメント進出が決まっているが…。
スウェーデンのシはPFL初年度から出場。毎年決勝トーナメントに進出している(初年度はミドル級)。2019年はレイ・クーパーに、昨年はマゴメドケリモフに敗れて敗退。今年は初戦ニコライ・アレクサヒンに判定勝ちして3点獲得。勝てば6点となり、5点のマゴメドケリモフを上回って決勝トーナメント進出となる。
いきなりタックルに入ったロリマク。シングルレッグからケージに押し込みテイクダウン狙い。こらえるシ。諦めて離れたが、またシングルレッグからケージに押し込む。ロリマクディープハーフで引き込もうとするが、シがこらえると立ち上がる。なおも四つの展開。膝を入れたロリマクだがローブローに。再開。ロリマクまたタックルからケージに押し込むが倒せない展開が続く。シは片足でこらえてパンチを入れる。ゴング。
1Rややロリマク。
2R。組んでケージに押し込むロリマク。ケージ膠着が続く。ダブルアンダーフックして背中でクラッチしたロリマク。強引に投げを狙うが倒せず。押し込んで膝を入れるロリマク。シが押し返して離した。ハイ、ミドルを入れるシ。詰めていくロリマク。ケージに詰まったシにパンチを入れる。パンチからタックルに入る。また押し込んだ。細かい膝を入れる。ゴング。
2Rも微妙。ロリマクはすでに決勝トーナメント進出を決めているのでいいが、現在4位のマゴメドケリモフはシが判定勝ちするとポイント差で負けて落選してしまう。
3R。パンチで出るロリマク。ヒットしたがタックルへ。シングルレッグ。片足でこらえてパンチを入れるシ。ケージに押し込むロリマク。ダブルアンダーフック。脇をくぐってスタンドバックに。倒そうとするがこらえるシ。正対。シが背中でクラッチすると逆にテイクダウン。ハーフになったロリマクだが、下からダブルアンダーフックでクラッチして立つ。が、そこからの膝でまたローブロー。この状態で減点があると厳しいが…。減点なしで再開。残り1分20秒。すぐ詰めてパンチを入れたロリマク。組んできたシだが、組み勝ってケージに押し込むロリマク。放してハイを入れたシだが、すぐまた組んだロリマク。が、倒せず離れる。詰めたロリマク。首相撲から膝。シは出ていかない。勝っている計算か?タイムアップと同時にガッツポーズを見せるシ。
30-27×2、29-28の3-0でシが勝利。
6点獲得で決勝トーナメント進出決定。5点のマゴメドケリモフ落選…。
ロリマクはまたしても初戦1Rフィニッシュ、決勝トーナメント進出が決まった2戦目で判定負け。1位通過とはなったが…。
トーナメントの組み合わせは1位ロリマク vs. 4位ウマラトフ、2位シ vs. 3位レアル。今日はピリッとしなかったロリマク、無敗のウマラトフが相手でどうなる。もし今日勝っていたらマゴメドケリモフとの対戦だったが。