バンタム級。ムニョス9位、オマリー13位。
2016~19年までに7勝1敗で、元王者コーディ・ガーブラントも1RKOし、タイトル挑戦目前まで行ったムニョス。が、その後は1勝4敗。負けた相手も現王者スターリング、エドガー・アルド・クルーズとビッグネーム揃いなので仕方がない部分もあるが。35歳とこの階級ではベテランで、ランキング上位で年上なのは8位の37歳クルーズのみ。
27歳のオマリーはUFC7勝1敗。唯一の負けは足を負傷したマルロン・ヴェラ戦で、そこから復帰して昨年は3連続KO勝ち。その負けた試合とUFCデビュー戦以外ではすべてボーナスを獲得している。前戦はヴェラ戦以来となるランカー挑戦で、ハウリアン・パイバに1RKO勝ち。しかし、パイバは代役で組まれたランカーとの試合で勝利してのランキング入りであり、オマリー戦の後もノーランカーに負けているので、今回のムニョスが過去最強の相手となる。
オッズは連敗中のムニョスに対し連勝中のオマリーのため、オマリーが大幅なフェイバリット。
まずカーフキックを入れたオマリー。ムニョスもカーフを返す。前蹴りを放つオマリー。右。両者牽制の打撃が続く。スイッチするオマリーにムニョスまたカーフキック。ムニョスの右。腕でブロックするムニョス。おマリーの前蹴りがローブローになりストップ。再開。ムニョスカーフキックを繰り返す。残り1分。ムニョスのハイはブロック。オマリーバックスピンキック。ステップジャブ。両者スピンキックを見せる。ホーン。
1R手数はムニョスだが、ローキックは評価されない傾向にあるので微妙。
2R。ムニョスのカーフキックに前蹴りを返すオマリー。ジャブから右を放ったオマリー。初めての連打。さらにバックスピンキック。やや遠い間合いをキープするムニョス。オマリーが踏み込んでパンチを出してもブロック。しかし手数ではやはりムニョス。ほぼカーフキックのヒットだが、オマリーのヒットが少なすぎる。オマリーがストッピングで出した手がアイポークになりタイムストップ。ドクターチェック。続行不能でノーコンテスト。
オマリーがどう対応するか、何も対応できないのかがわからないまま試合終了。リードしていたのはムニョスの方なので無念だろう。