女子フライ級。アイ10位、バーバー13位。第2試合で早くもランカー対決。年間最大のビッグマッチだけある。
ちょうど1年ぶりの試合となるアイ。2019年にシェフチェンコのタイトルに挑戦してハイキックでKO負け後、ヴィヴィアニには5ポンドの体重オーバーの末に判定勝ち、その後3連敗中。ランキングも2位から10位まで落ちた。今月36歳になるという年齢もあり、4連敗はキャリアの危機。ストライカーだが倒す打撃は持っておらず、フィジカルでのケージ押し込みとパンチの手数で勝利するスタイル。
バーバーは20歳でUFCデビューしてから4年になるが、まだ24歳で、女子フライ級では2番目の若さ。UFC戦績5勝2敗。ニックネームは「フューチャー」だが、若くとも4年もやっているのでそろそろフューチャーでもない。UFC3連勝の後、ロクサン・モダフェリにグラウンドに持ち込まれて完敗。続く試合も敗れて連敗となったが、そこから2連勝中。
いきなり首相撲に。アイがクリンチアッパーを入れるとケージに押し込み脇を差す。引き剥がそうとするバーバーだが、アイが押し込みを続ける。しかしバーバー入れ替えて肘を打ち込んだ。右目の上が腫れているアイ。また入れ替えてケージに押し込もうとするが、バーバーまた入れ替えて肘を打ち込む。また入れ替えるアイだが、押し込むだけのアイに対し、バーバーはそこから肘を入れていく。ダブルアンダーフックからテイクダウンを狙うバーバー。アイまた入れ替えて押し込むが、逆に肘をもらう。離れたところでホーン。
1Rバーバー。
2R。バーバーがパンチで出るが、アイ組み付いてまたケージ押し込み。今日はひたすら押し込みにこだわっているが、テイクダウンを狙うところまでいけず、押し込むだけで終わっている。バーバーまた入れ替えて肘を入れる。アイ引き剥がす。すぐに胴タックルでテイクダウンを狙うが、こらえたバーバーがケージで凌ぐ。また押し込みになり会場ブーイング。アイ離れた。アイが打撃から胴タックル。テイクダウン。ハーフ。押さえ込みつつハーフの足を抜きに行く。ボディに肘。バーバー下で押さえ込まれるだけ。ホーン。
2Rアイ。
3R。バーバーが打撃を入れていく。アイ胴タックルで組み付いたが、バーバーすぐにケージ際に移動しケージで耐える。引き剥がしたバーバー。ハイを放つ。アイまた組み付くが肘で顎を押して引き剥がすバーバー。今日のアイは打撃戦はやらない。バーバーがパンチ・ハイを入れていく。バーバーは組み付かれるのを警戒している。距離を取って打撃を入れる。突っ込んで組み付こうとするアイ。引き剥がしてハイキック。アイキャッチしてまたケージに押し込むが、また引き剥がされ離れる。バーバーがパンチで出たTKOロにカウンターのシングルレッグ。しかし切って鉄槌を入れるバーバー。アイ起き上がりまたケージに押し込む。肘を入れるバーバー。タイムアップ。
29-28×2、30-27の3-0でバーバー勝利。
判定結果を聞いてグローブを外すアイ。引退か。