UFC on ESPN39:メインイベント・ハファエル・ドス・アンジョス vs. ラファエル・フィジエフ

ライト級5分5R。アンジョス7位、フィジエフ10位。

元王者のRDAは、一度ウェルター級に上げると3連勝で暫定王座決定戦まで進出したものの、そこから1勝4敗。ライト級でも小柄な173cmという体格もあり、再び階級を戻している。ライト級に戻した後はイスラム・マカチェフの代役フェルダー、ハファエル・フィジエフの代役ヘナト・モイカノに勝利して2連勝中。連勝してはいるが、いずれも相手が直前のカード変更によるスクランブル出場だったという事情がある。

初メインとなるキルギスのフィジエフ。ジュニア期からアマチュアムエタイで結果を残しているストライカー。同時にコンバットサンボ・ボクシング・レスリングなどの経験もある。UFC初戦はまさかのKO負けでプロ初黒星を喫したが、そこから5連勝で、現在4試合連続でボーナス獲得。破壊力の強いパンチが武器。

詰めていくRDAにミドルを入れるフィジエフ。RDAの蹴りを得意のスウェーでかわそうとしたが、蹴りはミドルでボディにヒット。RDAタックルに。受け止めてケージでこらえるフィジエフ。押し込みながら膝を入れるRDA。引き剥がし離れるフィジエフ。飛び膝から右をヒット。RDAはジャブを打ち込む。フィジエフミドル。また飛び膝。左。左右のボディから右。RDAも打撃で出る。カーフキックを入れたRDA。RDAまたタックルからケージ押し込み。残り1分。離れ際に肘を入れたRDA。フィジエフ右。前蹴りからワンツーがヒットしちょっとぐらついたRDA。ホーン。

1Rフィジエフ。

2R。RDAのミドルをキャッチしたフィジエフ。離れる。アッパーから左をヒットさせるフィジエフ。RDAレッグだいぶ。切りきれずに組まれたフィジエフ。スタンドバック。が、フィジエフ正対。突き放し離れるフィジエフ。右ボディ、ミドルを入れるフィジエフ。ワンツー。ボディ・顔面にパンチを入れるフィジエフ。RDAタックル。いいタイミングだったが、フィジエフオーバーフック内股で投げてテイクダウンを防いだ。フィジエフがケージに押し込む。RDA離れた。また組んでケージに押し込もうとするが、入れ替えて押し込むフィジエフ。離れる。残り40秒。フィジエフの左がヒット。前蹴り・ミドル。ホーン。

2Rフィジエフ。RDA、ビッグヒットは許していないが、ガードの上から削られてきている。

3R。フィジエフがガードの上からパンチを打ち込む。RDAタックル。受け止めたフィジエフ。しかしケージに押し込みボディロックからテイクダウン狙い。こらえているフィジエフからスタンドバック。足を払って尻もちまで着かせたRDAだが、フィジエフ立って正対。シングルレッグに入るがフィジエフ切って離れる。前蹴りを入れるフィジエフ。RDAタックル。ケージ際で差し替えして入れ替えたフィジエフ。離れた。ミドル、右を入れるフィジエフ。四つに組んだRDAだが、フィジエフがケージに押し込んだ膝。離れた。残り1分。フィジエフ飛び膝から左。打撃戦。ジャブを放つRDAにワンツーを返したところでホーン。

3Rフィジエフ。

4R。フィジエフギアを上げてきた。ミドル。右を入れる。RDAタックルでまた組むとケージに押し込む。離れた。パンチのれんだを入れたフィジエフ。RDAのタックルは脇を差されてケージに押し込まれる。離れた。RDA飛び膝。さらに左をヒットさせるが、タックルは受け止められ押し込まれる。離れる。シングルレッグ。また倒せず。四つから投げを狙ったRDAだが倒せずに離れた。RDAパンチからケージに詰めて尻クラッチ。担ぎ上げて初めてクリーンテイクダウン。残り1分。フィジエフケージを背に座った体勢。ボディロックして寝かせようとするRDAだが、フィジエフ崩せず。立ち際に肘を入れたRDAだがホーン。

4Rもフィジエフか、そこまで打撃に差がないとすれば、最後のテイクダウンからのコントロールでRDAもあるかもしれない。

5R。ギアを上げてきたフィジエフ。飛び膝から左フックを打ち込んだ。もらってRDAダウン!パウンド!KO!

フィジエフは元王者をKOして6連勝。タイトル戦線に絡む権利を得る勝利。

RDA、ライト級タイトルから陥落したアルバレス戦以来6年ぶりのKO負け。

4Rまでのスコアカード。一者のみ3RをRDA、ジャッジ三者とも4RをRDAに入れていて、5R開始の時点で38-38、39-36×2。いずれにしてもRDAはフィニッシュが必要だった。

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