フェザー級。バーゴス14位。
地元ニューヨーカーのバーゴスはUFC7勝3敗。11戦のうち、じつに7回が地元での試合。フェザー級で192cmのリーチを誇る。このところはカーフキックを武器にしているが、エジソン・バルボーザには逆にカーフキックを効かされ、最後はパンチでKO負け。3敗はすべてファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞している。
カナダのジョーダインはUFC4勝3敗。負けた試合のうち2試合はライト級とキャッチウェイト150ポンドでの試合で、現在2連勝中。柔術黒帯でKO勝ちも多く、キャリア13勝で判定勝ちは1度のみ。しかし、戦績的にまだランカーに挑戦するレベルではなく、地元バーゴスの生贄として選ばれた感がある。
すぐに詰めていくバーゴス。ジョーダインは下がりながら打撃を出していく。追いかけるバーゴス。四つに組んでボディロックからテイクダウン。ハーフバックから立ったジョーダインの背中に乗って四の字バック。チョーク。倒れ込んで絞める。顎の上だがフェイスロックに。耐えたジョーダインが立つと三角を狙うバーゴスだが、外れて下に落ちた。離れたジョーダイン。四つに組んだバーゴスを支釣込足で倒したジョーダイン。立ち際にケージに押し込んで膝を入れる。離れたバーゴス。組み付いてくるバーゴスを引き剥がしたジョーダイン。首相撲に取られるバーゴスだが、ジョーダインはアッパーを入れて離れる。また四つに。ジョーダインはボディに膝。また詰めるバーゴス。ジョーダイン飛び膝。密着した状態で打撃の打ち合い。ホーン。
1Rバーゴス。
2R。また詰めていくバーゴス。ジョーダインはケージ際をサークリングしながら下がる。ジョーダインが前に出てパンチを放ったところで組み付いてスタンドバック。また四の字バックにして背中に乗った。落とそうとするジョーダインだがバーゴスチョークへ。外してなんとかスクランブルで逃れようとするジョーダイン。尻を浮かせて前に落とそうとするが落ちない。しかしチョークも防いでいる。バーゴスの四の字バックの状態が続く。強引にフェイスロックを狙うが決まらず。ホーン。
2Rバーゴス10-8。
3R。バーゴスタックルに入ったが、切られてジョーダインのクリンチアッパー連打をもらった。ダブルレッグでしのごうとしたが切られる。がぶったジョーダインが膝を打ち込む。バーゴスちょっと疲れているか。ジョーダイン放してパンチを入れる。ボディ・顔面。ディフェンスしているバーゴスだが、首相撲に抱えたところでアッパーをもらう。ボディを連打するジョーダイン。バーゴス肘。ジョーダイン飛び膝。アッパー。顎が上がったバーゴス。さらに膝。バーゴススタミナ切れ。距離を取ろうとするところでバーゴスが追いかけて飛び蹴り。しかしジョーダイン組んでスタンドバックに。時間を使う。残りわずかで放してパンチを入れたバーゴス。ジョーダインはハイを返す。タイムアップ。
3Rとも1ポイントなら29-28でバーゴス、2Rと3Rは10-8入るとしたら29-27バーゴス、28-28ドロー、28-27バーゴスのどれもあり得る。
29-28×2、28-28の2-0でバーゴス勝利。
勝ったが最後に劣勢となり浮かない表情のバーゴス。
ジョーダインは2Rまで圧倒的に攻められているところから良く盛り返した。