イギリスのウッドはUFCバンタム級で4勝2敗。昨年9月と今年3月の試合で欠場したため、1年半ぶりの試合となる。今回がフェザー級での初戦。メインコーチは往年の名選手ブラッド・ピケット。父親から柔術を学んだのが格闘技を始めるきっかけで、UFCデビューから3戦はすべて絞めでの一本勝ち。
アメリカのロサは2014年からUFCに出場しているベテランで、5勝7敗と負け越していて現在連敗中。8年で5勝しかしていないと考えると、生き残っているのが不思議だが、前半は欠場が多かった。今年1月の前戦は、直前の代役として階級上のライト級で戦い、ATTの伝家の宝刀カーフキックを1Rから効かせたが、2R以降テイクダウンを奪われる展開で追撃が出来ず判定負け。
オッズは大差でウッドがフェイバリットとなっている。
詰めていくウッド。カーフキック。ミドル、カーフキックを返したロサだが、パンチで飛び込みヒットさせるウッド。出たところにロサシングルレッグ。切ったウッド。ウッドのカーフキックでスリップダウンしたロサ。かなり効いているように見えたがそうでもないか?ロサテンカオで飛び込む。ウッド前蹴りからカーフキック。パンチがヒット。タックルに行くロサだが切られる。またカーフキック。効いてる。四つから膝を入れたロサだがローブロー。再開。またカーフを蹴られるロサ。蹴られるとスイッチして蹴られた足を引くロサ。シングルレッグに入ったロサ。持ち上げてテイクダウン。ハーフ。ジャパニーズネクタイ。けっこう深く入っていたが、足のロックが外れたホーン。
1Rウッド。
2R。カーフを蹴られた左足を最初から引いてるロサだが、パンチのフェイントで下がらされてケージ際まで後退。パンチで飛び込んだロサ。ウッド首相撲に捕らえて肘。ローでスリップダウンしたロサの足を蹴るウッド。タックルに来るところを読まれて殴られるロサ。またカーフを蹴られてスリップダウン。ウッドパウンドを入れ離れた。またカーフ。足を払われスリップダウンしたロサ。寝ているロサにまたカーフキックを入れるウッド。ワンツーを入れるウッド。組もうとして飛び込むが読まれているロサ。ホーン。
2Rウッド。ロサジリ貧。
3R。踏ん張りが効かないのか、すぐにスリップダウンするロサ。ウッドはグラウンドには付き合わず立つ。腕をつかんでグラウンドに引き込もうとするロサだが離れて立つウッド。またカーフキック。パンチで出るロサ。ウッド四つから膝。ロサの回転肘は不発。パンチで出るロサ。またカーフを蹴られスリップダウン。不用意に立つところでパンチを貰う。ウッドも仕留めに行くより逃げ切り狙いか、手数が少ない。ロサのタックルをがぶったウッド。しかし離れてスタンドへ。またカーフキック。一発でダウンするロサ。立ち上がり振ってこいとアピールするロサ。最後にタックルに入るが、倒されたウッドが拍手で煽る。ギロチンを狙ったロサだがタイムアップ。
30-26×2、30-27の3-0でウッド勝利。
完勝だが、明らかにカーフキックが効いていたのだから、フィニッシュを狙ってほしかったところ。