UFC277:第3試合・ジョセリン・エドワーズ vs. キム・ジヨン

女子バンタム級だったがエドワーズが1.5ポンドオーバーし、キャッチウェイトに。

バンタム級で1勝2敗だったエドワーズ。先月のシンガポール大会ではフェザー級戦に出場したが、今回バンタムに戻すと計量オーバー。ボクシングでパナマナショナルチームにいたこともあるストライカーだが、テイクダウンされるとリカバリーがなく下のまま負けがち。前戦はテイクダウンディフェンスが改善されていた。

現DEEP JEWELSバンタム級王者のジヨンはUFC3勝4敗。ボクシング、キックの経験があり、ボクシングでは東洋太平洋王者になっている。現在グラッソ、マッキャン、カショエイラに3連敗中だが、2試合連続でファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞しており、カショエイラ戦も接戦ではあったが、メディアのジャッジでは手数で圧倒したジヨン勝利の支持が多かった。相手の体重オーバーがあるとはいえ、負ければリリースの可能性も高い。UFCデビュー戦のみがバンタム級で、その後はフライ級に落としていたが、今回またバンタム級に戻している。

間合いを詰めてパンチを入れたエドワーズ。ワンツーで飛び込んだジヨン。エドワーズの前蹴りをステップしてかわす。エドワーズの蹴りをキャッチして右を入れた。しかしエドワーズのリーチの長さになかなか間合いに入れない。エドワーズの蹴りは距離を取りかわしているが、逆に自分の口撃を仕掛けられない。詰めたエドワーズ。ジヨンパンチ連打。エドワーズバックブローから組み付いてケージに押し込み膝。ホーン。

1R手数でジヨン。

2R。ジャブを入れるジヨン。エドワーズの蹴りは空振り。パンチの打ち終わりにジヨンが飛び込んでワンツーをヒットさせるが、エドワーズ打たれながら出て打ち返す。ジヨンまた飛び込んでワンツー。ヒット数で上回るジヨン。蹴りがヒットしない間合いで待機し、エドワーズの蹴りの打ち終わりに飛び込んでパンチをヒットさせる。ジヨンの右がヒット。ひたすら蹴りエドワーズだが、ビッグヒットはない。残りわずかでエドワーズがテイクダウンを狙ったところでホーン。

2Rスタッツ上はエドワーズだが、有効打という部分ではジヨン。

3R。自信を持ってパンチを入れていくジヨン。が、間合いがつまりエドワーズもパンチを打ち込みヒット。しかしローをカットされ足を痛めた?若干右足を引きずっている。ジヨンがヒット&アウェイでパンチを入れていくが、エドワーズタックルへ。ケージに押し込む。オーバーフックで強引に投げたエドワーズ。サイド。押さえ込みながらパウンドを入れるとマウントを狙う。ジヨンが亀になると腕十字へ。しかし外れて下になる。ジヨン立ってスタンド。しかしエドワーズまたケージに押し込む。離れ際にワンツーを打ち込んだエドワーズ。残り1分。エドワーズ蹴りで牽制。かわされるが時間が過ぎていく。攻めないといけないジヨン。逆にエドワーズが出ていきパンチを打ち込む。ジヨンも打ち返す。互角の打ち合いでタイムアップ。

29-28ジヨン、29-28エドワーズ、30-27の3-0でエドワーズ勝利。

2Rもエドワーズは手数を取ったか。ジヨンこれで4連敗。

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