UFC277:総評/ボーナス

メインはヌネスが圧勝。前回の対戦を経て、両者が再度研究を重ねてきたと思うが、ヌネスの研究が上回った。フィニッシュできたと思うが、後半は安全策でグラウンドに徹した。もっとも完全に安全というわけでもなく、3Rのペーニャの腕十字はかなりあぶなかった。ペーニャは負けたが、最後まで諦めず逆転を狙いに行く姿勢が良かった。正直再戦したとしても、もう勝てる感じはないが、王者としてのプライドは見せた。

セミモレノが完勝で、4度目のフィゲイレード戦へ。4連戦はさすがにもういいという感じだったが、こうなった以上は今度こそ完全決着でお願いしたい。

ヘビー級とライトヘビー級ではパブロビッチとアンカラエフが上位ランカーに勝利。特にアンカラエフは、イリー・プロハースカのタイトルに挑戦することがほぼ間違いない。プロハースカにとっては初防衛戦からやっかいな相手になる。

プレリムではマイケル・モラレスが良かった。相手はUFCデビュー戦なので、この勝利自体はそれほど価値はないものの、若いハードパンチャーで今後の成長に期待。

  • ファイト・オブ・ザ・ナイト:ブランドン・モレノ vs. カイ・カラフランス
    パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ドリュー・ドーバー、アレッシャンドリ・パントージャ
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