UFC277:第11試合・デリック・ルイス vs. セルゲイ・パブロビッチ

ヘビー級。ルイス5位、パブロビッチ11位。

UFC最多、13KO勝利の喧嘩屋ルイス。今回は地元での試合。4連勝からシリル・ガーンとの暫定王座決定戦では、ガーンのアウトボクシングに全く対応できず3RKO負け。次戦のクリス・ドーカス戦では、らしさあふれる一発KO勝利で再起したものの、前戦はタイ・ツイバサ相手に優勢に試合を進めていたところで2R肘でダウンしKO負け。

ロシアのFNGヘビー級王者のパブロビッチは、2018年のUFCデビュー戦でなぜかいきなりトップランカーのアリスターと組まれて、テイクダウンからのパウンドでMMA初黒星を喫した。しかしその後の2戦は1RKO勝ち。そこから怪我やビザの問題で2年以上ブランクが開き、今年3月に復帰すると、同じロシアのランカー・アブドゥラヒモフにまたも1RKO勝ち。バックボーンは軍隊で学んだ軍隊式近接格闘術ARB)とコンバットサンボ。15勝中12のKO勝ちがあるハードパンチャー。

詰めてくるパブロビッチ。じわじわ後退するルイスだが、パブロビッチも間合いには入れない。ルイス飛び込むフェイント。パブロビッチのパンチがヒット!効いた!クリンチでしのごうとしたがパンチを貰い組み付けず。下がるルイス。パブロビッチパンチで追い打ち。下がりながらもらっているルイス。前のめりに倒れ、パウンドをもらったところでレフェリーストップ。

ルイス、地元で何もできないまま敗戦。ストップに抗議するルイス。会場は大ブーイング。確かに逆転ファイターのルイスだが、あのストップは極めて妥当。

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