ライトヘビー級。アンカラエフ4位、スミス5位。
UFCデビュー戦では残り1秒でポール・クレイグの三角に捕まって逆転負けを喫したアンカラエフだが、そこから8連勝。現在、もっともタイトル挑戦が期待される存在。8連勝中、4つのKO勝利があるものの、直近3戦は判定勝ち。リードした展開ではリスクを負わずに安全策を取りがちのため、なかなかチャンスが与えられず、7連勝の前戦でようやくメインに抜擢されたが、後半はテイクダウンから固めて手堅く判定勝ち。今回、ナンバーシリーズのメインカードという舞台で、スカ勝ちすればタイトル挑戦が大きく近づくが、勝っても地味だと、ライバルが多いだけに微妙。
元タイトル挑戦者のスミスはテイシェイラとラキッチに連敗していたが、そこから格下相手の試合が続くと、きっちり実力差を見せて3連続1Rフィニッシュ勝利。現在、勝った試合は10連続フィニッシュ勝利となっているフィニッシャー。グラウンドも強く、アンカラエフが唯一敗北を喫した際の三角絞めも得意技としている。しかし今回はランキング上位のアンカラエフ相手に大幅なアンダードッグ。開催地テキサス州出身。
ローの蹴り合い。両者間合いのギリギリ外での牽制が続く。アンカラエフがジャブを放つと間合いを外しかわすスミス。両者入り込まずブーイングが飛ぶ。パンチ連打で出て左ハイを放ったアンカラエフ。ガードしたスミス。残り1分。スミス出てきた。右を出したがかわして打ち終わりにパンチを返すアンカラエフ。スミス前蹴りから右フックを放ったが空振り。自ら引き込み下になる。アンカラエフ付き合わず足を蹴る。ホーン。
1Rアンカラエフ。コーナーへの戻り際、蹴られた左足を引きずっているスミス。
2R。スミス詰めてきた。パンチを入れる。ケージまで下がらせてタックル。受け止めるアンカラエフ。パンチで抵抗するが、引き込むスミス。アンカラエフこらえてパウンド。アンカラエフ立ち上がり強いパウンド。背中を向けたスミス。強烈なパウンド。アンカラエフの左腕を脇に挟んで防ぐスミスだが右のパウンドをもらい、腕が抜けると両腕でパウンド連打。レフェリー止めた。
アンカラエフ圧勝。これはタイトル挑戦に大きく近づく勝利。
スミスは1Rで左足首を骨折していたとのこと。