ブラジリアン柔術世界王者レアンドロ・ロが警官に銃撃され死去/ケニー・フロリアン、マネル・ケイプらが追悼コメント




 ブラジリアン柔術の世界王者レアンドロ・ロ(ブラジル=33歳)が、2022年8月7日(日)に銃撃されて死亡したことが、BBC NewsやAFGなどで報じられた。

 レアンドロ・ロはムンジアル(柔術世界選手権)で優勝8回、ライト級・ミドル級・ミディアムヘビー級・ヘビー級・オープンクラスと5階級を制覇し、今年のムンジアルでもミディアムヘビー級で王座に返り咲いていた。来週末には『IBJJF ヘビー級GP』にも出場を予定していたという。

 2014年7月にセミナーのため来日し、東京・板橋区の小豆沢体育館で開催された「第3回全日本ノーギ柔術選手権」に出場。その1回戦で長南亮と対戦して勝利、決勝では神田崇広に20-0の圧勝で優勝した。さらに柔術部門のアダルト黒帯ミドル級にも出場し、一本勝ちで優勝していた。


 現地からの続報によると、事件が起きたのは2022年8月6日の土曜日の深夜。ブラジル・サンパウロの一等地に構えるスポーツクラブ「クラブ・シリオ」で開催されたパゴージ(ブラジル音楽)のライブに向かったレアンドロ・ロは、容疑者の男がテーブルに近付いて、ボトルを手に脅すような仕草を始めたため、男を床に組み伏せたという。その後、落ち着いてその場を去るように促したところ、容疑者はテーブルの周りを数歩歩いた後、いきなり銃を取り出し、レアンドロ・ロの額に向けて発砲したとのこと。

 その後、病院で数時間後に脳死と宣告されたことを代理人のイヴァン・シケイラ・ジュニオール弁護士が発表。

 同氏によると騒がしいクラブで銃声をまともに聞いた客は少なかったという。「クラブ・シリオ」では警察官以外の銃所持は許可されていない。

 逃走した犯人は軍警察のエンリケ・オタヴィオ・オリヴェイラ・ヴェローゾ中尉(30歳)だと特定されていた。その後、サンパウロ文民警察が、ヴェローゾをレアンドロ・ロ銃殺の容疑者として拘束したことを発表。

 容疑者の身柄を拘束したサンパウロ文民警察長オスバルド・ニコ・ゴンサウベスによると、ヴェローゾは7日の午後に軍警察に出頭したという。

 謹んでご冥福をお祈りします。以下、このニュースを知ったファイターたちのツイッターでのコメント。続きを読む・・・
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