UFC on ESPN41:メインイベント・マルロン・ヴェラ vs. ドミニク・クルーズ

バンタム級。ヴェラ5位、クルーズ8位。

MMAマイナー国エクアドルからUFCの頂点を目指すヴェラ。ツナに相手のホームで戦うというアウェイな状況ながら、軽量級屈指のフィニッシュ率で、5試合連続フィニッシュ勝利を記録した。6戦目のソン・ヤドン戦は、メディアのジャッジでヴェラ支持が多い内容での判定負け。売出中のショーン・オマリー戦でも、オマリーの怪我があったが1RTKO勝ち。衰え知らずのジョゼ・アルドには手数で敗れたものの、そこからまた3連勝。前回ついにメインに抜擢され、ロブ・フォントを下している。

WEC最後のバンタム級王者で、UFC初代バンタム級王者として認定されたクルーズ。UFCでは2度の防衛に成功した者の、そこから3年近い長期欠場に。ブランクの影響は大きいと見られていたが、復帰戦では水垣から秒殺KO勝ち。さらにディラショーにもスプリット判定勝ちして王座を奪還した。が、ガーブラント相手に約10年ぶりの敗北を喫すると、そこからまた3年の長期欠場。再起戦はコロナ後ブラジルから出国できなくなったジョゼ・アルドの代役としてヘンリー・セフードのタイトルに挑戦したが2RKO負け。さすがにこの時には時の流れの残酷さを感じされた。昨年の2試合はいずれも辛勝。が、武器はなくなっても懸命に勝ちに行くスタイルは、以前とは違った魅力となっている。地元カリフォルニアでの試合は5年ぶりで、サンディエゴでの試合はWEC依頼13年ぶり・UFCでは初となる。

先に仕掛けたクルーズ。パンチで出る。いつものステップ。カーフキック。ヴェラ様子見しつつじわじわ出る。前蹴り。クルーズシングルレッグでテイクダウン。が、倒してもグラウンドに行かず足を蹴る。ヴェラ立った。クルーズのローに左を合わせてヒット!クルーズダウン!しかしすぐに立った。クルーズパンチで出て連打をヒット。さらにまた前に出てパンチを入れるクルーズ。タックルのフェイントからパンチを見せたクルーズ。蹴りのフェイント。常に動いているクルーズだが、ヴェラが圧を掛けてきた。クルーズまた左右のパンチ連打で出る。飛び込むフェイントをさかんに見せるクルーズ。シングルレッグからテイクダウン。残り40秒。ヴェラ腕十字狙い。腕を引き抜いて立ち上がったクルーズ。ホーン。

1R、ダウンがなければクルーズだったが、ヴェラのラウンドか。手数では3倍程度クルーズが上なのでクルーズの可能性もある。ライブオッズは差が縮まったものの、まだヴェラ優勢。

2R。クルーズが手数を出す。カーフキック。詰めるヴェラだが間合いに入ろうとするタイミングでクルーズがパンチで飛び込み離れる。クルーズワンツー。左右のパンチがヒットしている。ヴェラを翻弄。手が出ていないヴェラ。ボディを打ち込むクルーズ。クルーズのワンツーに右を一発返したヴェラ。残り1分。タックルに入ったクルーズだが切った。すぐ離れるクルーズ。パンチから敗を放ったヴェラ。ホーン。

2Rクルーズ。このラウンドはパーフェクト。しかしこのペースで5R持つのか。

3R。クルーズカーフキックから左右のパンチのラッシュ。エドガーをKOした前蹴りを見せるヴェラ。前に出たヴェラの右がヒットしコシが落ちたクルーズ。すぐ立った。追撃させずに先に手を出していくクルーズ。ヴェラは様子を見ている。またステップが戻ってきたクルーズ。ヴェラ詰めていく。クルーズタックル。切られたが、クルーズすぐにパンチ連打を打ち込む。残り1分。パンチで出てケージを背負わせるとタックル。ケージでこらえるヴェラ。クルーズ離れ際にバック肘を見せる。ホーン。

3Rヴェラ。

4R。左右のパンチを出すクルーズ。レッグだいぶ。切られた。ちょっとステップがなくなっているクルーズだが、パンチを出していく。ヴェラ詰めるが、クルーズが先にパンチを打ち込む。ヴェラ詰めてクルーズが出てくる際にカウンターのパンチがヒット。クルーズフラッシュダウン。すぐ立ってまたステップ。が、ヴェラの左ハイでクルーズダウン!パウンド!KO!

ここまで出せていなかった蹴り一発で試合が決まった。

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